昔を生きた認知症母の徘徊

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ちーたむ
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母は今79歳。今年80歳になる。今の困りごとは人格の変化と徘徊。母の子供の頃生活していた家は今はダムの中。小学校まで2時間くらいかかったらしい。認知症になるまで畑を4つ掛け持ちしたりしてた。だから母は今も体力がすごくある。そんな母が認知症になって困ったことを紹介。

小学校の頃の母〜働き盛りの母の運動量

子供の頃の母はとにかく田舎に住んでいた
小学校まで歩いて2時間
忘れ物すると取りに行かなきゃいけないからすごく大変だったらしい
だから足腰がすごく丈夫
多分私よりも体力があるんじゃないかと思う

そして母が認知症になるまでは
畑を4つ掛け持ちしていろんな野菜を育ててた
毎日草むしりして、沢山の野菜を収穫してた
いつも収穫した野菜で食卓が溢れてた
朝家事して洗濯して仕事行って
帰宅したら畑行って収穫して一眠りして夕食作って
そのあとまた翌日のおかずを作って
夜は趣味の時間。
編み物や写真の選定とか色々してた
お酒やコーヒーは一切飲まない

とにかく動いてた

そんな母が認知症になって
徐々に趣味がなくなってしまった今
体力が有り余る

だから部屋に篭ることはあっても
基本は食べて寝る生活は性に合わない
でも何もすることなくて
結果機嫌によらず徘徊してしまう

認知症母の徘徊

母は良くない人格の時はよく家を出ていく
歩いて7分ほどの所の川沿いに畑があって小屋がある(決してきれいじゃない)
そこに行って篭る
他にも色々歩いてるかもだけど
基本的にはそこの小屋をうろうろする
電気がなくても
妖怪ばぁばの時は特に真っ暗でも平気で歩ける
長年の勘なのか?

ひどいと数時間帰ってこない
最初4時間くらい帰って来なかった時は
探しに行こうと思ったくらい
警察に相談しようと思ったくらい
多分大丈夫
きっと帰ってくる
でも、もし、これで亡くなってたらどうしよう
夜中に川に落ちてたらどうしよう
とかすごく不安に陥ってた
雪が降る田舎だから
暖房も何もない小屋に行って
不安になる

でもこれで私が行けばもっと帰ってこなくなる
暴言吐くか無視して終わる
だから待つしかない

そして最近気づいたのが
機嫌が良い時でも
食後は落ち着かない
ディサービスで疲れてても
何かしてないと気が済まない
夏は父と二人で夕食後に散歩に行って満足してた
今は寒いから何もできなくてイライラしちゃう原因みたい
娘が帰省してる時は
食後茶碗を拭いてもらったりすることで
少し落ち着くみたい
どうも動いてないと気が済まない

だから徘徊しているのも
身の置き場がないのも原因かもしれない
落ち着かないとか、何かしたいとか
気分転換したいとか

引き止められないのが本当難しい

対処方法

以前は不安で不安で仕方なかった
最初の対処の方法がわからない時は
とにかく家族で引き止めに行って
暴言吐かれたり
道端の側溝にはいったり
異常行動を助長させてしまう

今は、夜、母が帰ってこないと
まだテレビとかみたくても我慢して
リビングから父も娘も撤収する
そうすると母は帰ってくることがある(玄関からリビングの灯りが消えたのを確認)
そして足音とか一切音を立てずにいつの間にか帰って寝てる

でも夜中に出ていくから安心はできない

そして最終段階は
財布、鞄にGPS
携帯は父が所在を探せるようにして(携帯使えないけど)
靴には2種類のGPSを入れてる(今度これについては詳しく記載します)

今は母を探しには行けないけど
遠隔でGPSでチェックして安心してる
今歩いてるなーとか、小屋にこもってるなーとか
でも、これでも万全ではない
でもGPSでかなり安心は確保できたな



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