2泊3日の遠距離介護(2024年3月編)

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ちーたむ
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前回2月に帰省して今回は約2週間半の短いスパンで帰省。母が認知症になる前は、田舎に帰省する娘と孫に、上げ膳据え膳のおもてなしを受けてたけど、今は一生懸命掃除、洗濯、食事・・・精一杯の恩返しです。

2週間半ぶりの帰省(1日目・2日目)

今回は2週間半前に帰省してるのと、姉が二日前の土日に帰省してたから
そんなに心配してなかった。
でも、まずやることが
①トイレ②洗面台③お風呂の掃除
そして間違いだらけの間違い探しだけど、今回はあんまりなかったです
↓使用済みのお茶の葉パックとマスクが洗ってキッチンにあるくらいかな

そして、台所で賞味期限とかしおれた野菜たちをみて
食事プランを考えながら、無駄なものは廃棄
実家にいる間の私の感性は鈍るように順応した
以前は捨ててた野菜や、いつ開封したかわからない食材とか
そういったものも ある程度許容範囲が広がって、調理するようになった。
なんていうか、これを普通の感覚で捨ててたら勿体なさすぎる
そして、食べても大丈夫なんだと帰省する度学習していった

1日目と2日目

今回は火曜日から木曜日の帰省。
火曜日と水曜日は母がディサービスなので昼間は不在
木曜日は母と昼食までだけど、どっか出かけようかなーなんて考えてた。
初日は母が不在な分、最低限の掃除して
お迎えの時間は(家まで送迎)私と(孫)娘でお迎え
開口一番「あんた誰??」から始まったけど
仲間なんだとはわかってるみたい
そして機嫌の良い認知症母
ディサービスで疲れてるけど
スーパに行くのが母の毎日のルーチンなので一緒にスーパーへ
ほぼ夕食は作ってるけど、母がスーパーに行かないと調子が狂うので
ほんの少し何か買って帰るだけ
そのあと父と母と私と(孫)娘で4人で食事
母、機嫌がいいから楽しかったー

水曜日も朝からディサービス
服のコーディネートとかひたすら延々と出発するまで準備の確認
服を着ては、また目についた服を持ってきて迷うの繰り返し
そしてディサービスに
どさくさに紛れて肌着を交換して洗濯して
パジャマとか普段父は洗ってくれないから
母のそういったものを洗濯
二日目はひたすら作り置き用の食事を作っては冷凍
午後からは(孫)娘と一緒にお出かけして
さて、
ディサービスのお出迎え。
母の今回の開口一番は「あれ?来てくれたの?いつ来たの?今日泊まれるの?」
昨日から帰ってきてるけど、ディサービス中にすっかり忘れて
今日(二日目)初めて帰ってきたと思ってる
でも機嫌がいいから可愛い認知症母
(孫)娘と笑いながら「今日は泊まれるよー」って返事
喜ぶ母。嬉しいなぁ
そして、二日目は(孫)娘とスーパーに行って夕食
母も父もものすごく食べてくれました
今回はすごくいい時間を過ごせたな

食事作り

母にも食事の手伝いをしてもらったよ
母は認知症になっても餃子の皮にタネを包むのが上手だったけど・・・
前よりできなくなってる
50個のうち5個ほど作ってくれたかな
写真は私と一緒に作ってるところ
本当はキッチンで作りたいけど
座れるようにこたつで作ったよ

他にも母には疲れていない限り
一緒に何かやってもらう
そうすると母も喜ぶ
そして感謝するとさらに喜ぶ

野菜とかも切ってもらいました
すぐに切ったこととか、手伝ったこととか忘れちゃうけど
その瞬間を楽しめてるから嬉しいな

父と母への恩返し

母が認知症になる前は
遠距離に住む娘達はお客さまみたいな感じで受け入れてくれた
上げ膳据え膳で、たくさん食事を母は作ってくれた
色々手伝いたくても、母は拒否
娘達が喜んで、しかもゆっくり実家で休んでもらいたい思いと
母が全て牛耳ってる実家をヘタに触って欲しくないのもあった
だから、常に美味しいものを沢山食べさせてもらった
常に旅館みたいに寝る前には布団が敷いてあった

今は何もできない母
帰省して大掃除や洗濯、食事の作り置きをしてすごく思う
母、感謝しきれないくらい色々私たちのためにやってくれた
何もしなくても家がきれいで、何不自由なかった
野菜は作ってるからいつも新鮮で美味しい、そして沢山
そんな母を思うと恩返しなんて恐れ多いくらいだけど
今までの感謝を込めて恩返し

父にも普段仕事しながら母の世話や
慣れない食事とかやってくれてるので
その感謝も込めて
両親が好きそうなものをなるべく作る
母が作るみたいにおかずを沢山作って

できれば父に沢山喜んで欲しいので
「何か食べたいものある?」って聞くんだけど
いつも「なんでもいいよ」っていう。
今回は「みんなで笑顔で食べれるのが一番のご馳走や」って
いや、そんなロマンチックな言葉求めてない
「何か食べたいものある?」って聞いて
「〇〇!!」って答えてくれた方が、こっちはすごく楽なんだけどな・・・
こういった気持ちは分かってもらえなくて、
キザな言葉で自己満足に陥る父

父と娘の思考のズレ(3日目)

これは男性と女性の考え方の違いなのか・・・
例えばご飯を冷凍保存しておけば
いつも父は具沢山お味噌汁を作るから(内容は別として本当に具沢山)
忙しい時にご飯チンしてお味噌汁だけでいいよねって言っても
「ご飯におかずないと無理」って。
そのくせ、すごく沢山おかず作ってるのに
たまにふりかけを持ってこようとする。
「今日はおかず多いからふりかけなんていらないじゃん」って指摘すると持ってこないけど
実家にはびっくりするほど使いかけのふりかけが沢山ある

そんなちょっとしたズレを感じつつ3日目
今日は最終日で14時には帰るから忙しいなー
夕食分まで食事は作りたいし
母はディサービス休みだから
普段娘や孫娘がいることなんてないから
機嫌が良ければお出かけしたい!!
父にも午前にスーパー行って、チーズケーキ屋さんでケーキ買ってくる!!って
前日伝えてた。そして段取り立ててた

そしたら、
8時ごろ父が「今日叔母さん(母の実姉)が11時から3時まで来るから」
って。以前母がディサービスがお休みの日にお互いの刺激のために
叔母さんが家に来て母とお昼食べたり昔話しして、いい時間だった。
それが今日も来る話になったらしい

え??娘達が今日帰る日に?スーパーとか色々行くって言ってたのに?
挙句のはてに母が機嫌が良かったから
父は母を連れて「10時に戻る」と仕事場に行ってしまった・・・

え???私たちの計画は???
とりあえず、家中換気して掃除機かけたり
母の布団も掃除機かけて
帰省まえのお風呂の念入り掃除
ゴミ捨て場(外にある)も汚かったから全てきれいにして・・・
こんな父です。もちろん10時には帰ってこず
私は私で叔母さんも来るから食事どうしようかと思案中
待っても来ないし急ぎたいからスーパーに行こうと思ったら両親帰ってきた
10時30分に。
一人でスーパー行こうとしたら(一人で行った方が効率が良い)
スーパーに行きたい母と、スーパーにどうしても連れていって欲しい父
11時に叔母さん来るのに?母不在にする??
父は仕事に行くって。
(孫)娘が初対面だけど、会って待っててくれるって言うから(娘感謝!!)
母を連れてスーパーへ
なぜ私がイライラしてるかもわかるわけない父
スーパーから帰ってきて昼食準備中に叔母さん来てくれたから良かったけど
母は父の仕事場に行ったり、スーパー行ったりしてたから
少し落ち着かない。
なかなか叔母さんのいるリビングにいてくれなくて
なんとかお茶出して、とかお菓子出してって促してリビングにいてもらう始末

なんていうか、父に振り回されっぱなし
せめて朝仕事場に行かなかったら母は少し休めたのに
私たちの貴重な母との時間も台無し

私は急遽決まった叔母さんとの昼食の献立
叔母さんと一緒にご飯食べた記憶も
何十年も会ってなかったし、食の好みもわからないから
おもてなしに緊張するし、
急いでスーパー行ったのと、残った食材をきれいにしたいから献立も決まってくる
とりあえず、色々作ってもてなして
食後は夕食に両親が簡単に食べれるように
サバの味噌煮(何も考えてなくてサバ買ってきちゃった・・)とかいくつか作って・・・
もう14時・・・
叔母さんにも見送られながらバタバタと実家を後にしたけど

ハァァぁぁぁぁ
父、娘の気持ちなんて分かってないんだろうな
こっちは母との時間を過ごしたいのに
そんな気持ちわかるわけもない

そして、家事をすごく軽視してる
(ちなみに父は全くしないけど、できてないとは思ってない)
本気で軽視してる。
私が帰って、大掃除したり食事沢山作るのも
大したことないと思ってる
スーパーのこだわりも知らないから
本当は車で行ったところにあるスーパーに行きたいのに
(魚が美味しいのと、父の好物のガリをこっそり買っておきたかった←ここしか売ってない)
結局歩いてすぐのスーパーに行くはめに

叔母さんが来るのも
父からしたら「そこらへんの助六と惣菜買ってこれば」って考え
叔母さんが来るのは大したこと無いでしょって考え
違う!!来るからにはもてなしたい。
そして、娘達が帰ってきてる間は、
両親に助六とか惣菜ではなく、手作りの料理を思いっきり食べて欲しい

娘のただ単純なエゴかもしれない
自己満足かもしれない
掃除だって頼まれたわけじゃなくて、
私がやりたくてやってる
食事も然り

何が言いたいって
せめて前日に教えて欲しい
せめて相談してほしい
私の今日の忙しい1日をやりこなすプランは
父の軽い言葉で打ち消される
でも、意地でもやり切ると決めてるから
結果バタバタして終わってしまった

母とスーパー行きたかったな
チーズケーキ買いに行きたかったな
ゆっくり母と談笑してお昼ご飯食べたかったな

今回の帰省中、母は一度も妖怪に変身することなく(過去のブログ参照)
食事は毎回一緒に食べられた奇跡に感謝
機嫌の良い認知症母のままでいてくれて
本当に感謝
そして、他人の気持ちはわかるわけないことを思い知ったけど
一生懸命良かれと思ってやってる(違うけど)
父に感謝


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