認知症介護 老老介護の問題

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ちーたむ
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老老介護の我が家の現状を語ります。

公的サービスを利用するにあたって、一番面倒だったのが父でした。

老老介護の我が家の現状

認知症の母の介護は主に父が担ってる
娘は3人いるけれど、そのうち2人(私も含む)は高速で2〜3時間かかるところに住んでいて
残りの1人は同じ市内に住んでるけど子供が中学生と小学生で何かと忙しい
私は離婚していて一人ぐらしだけど(娘は大学生)、介護のために実家に帰る選択肢は今は無い

父について:
父は年相応の忘れやすさはあるけど、自営業でまだ仕事をしてる
自分の代で会社を作ったからか、自分に自信のある頑固者
他人が見ても少し解釈とか色々なことについて異なる思考を持つ変わり者
人の話を聞いたふりして聞いてない(←分かるまで、本気で父も認知症になったと思うくらい)
そして福祉に対し見下したような偏見がある

母について:
幸い母は失禁と食事介助は必要ない
足腰が強くて歩行もスムーズ
家事は綺麗になったかは別として食器を洗う、トマトを切る
見守りすれば見本通りに野菜を切ることができる
台拭きはできるけど、そのまま延々といろんな所を拭き出すか、忘れて途中でやめちゃう
認知症の症状で機嫌によって人格が変わる

食事の準備は全て父がやっている
でも機嫌によって父のこと無視して部屋に引きこもるから
食事を準備しても食べるかどうか分からない(←これが結構辛いみたい)
だからトーストを焼いても食べないから残っちゃう
最初のうちは父のメンタルが傷ついて父も食べないこともしょっちゅうあったけど
最近は父も慣れてきたのと、食べないと自分の管理ができないから
母が食べなくても父一人で食事を食べるようになった

父の家事は、仕事と母の面倒で心身ともに疲れちゃうから
掃除機はほとんど無理
お風呂の掃除も無理。沸かすだけ
トイレとか洗面台なんて論外
唯一キッチンのゴミだけ捨てれる感じ
だから娘が行った時に掃除するのが限界
家については老老介護の家庭にとやかく言っても無駄なのと
父の心労に負担を与えるだけなので
健康被害さえなかったら
まぁいっかーって考えるようにしてる

完璧を求めない
むしろ多少汚くても本人たちが平気なら口出ししない
父ができることをやってもらう
足りない所は娘がフォローすればいい
そんな のらりくらりと適当なくらいでやっていかないと
いつまで続くか分からない介護
今が一番良い状態だからそれを維持したいから
みんなが協力してやれることをやる
そんな精神が大事だったりする

父の偏見 なんだか介護を下にみる風潮

老老介護して思ったこと
父は社会福祉に対し悪い偏見を持ってるってこと
今回母が認知症になってサービスを利用するにしても
デイサービスの施設とかを姥捨山だとか言ってくる
母に良いサービスを受けて欲しいのも分かるけど
何か下に見ている感じが言葉の端々から出る
だから自ずと
ケアマネさんに対して少し小馬鹿にしたような態度に見える


母の認知症でメンタルがいっぱいいっぱいになったから
市でやってる認知症の相談窓口みたいなのの参加を促して、
最初はそこに行く自分のプライドが許せなくて
「どうせ愚痴の言い合いなんだから、聞きたくないし、行きたくない」と。
そこをなんとか説得して連れて行く始末
結果は、その日、他の相談者がいなかったのもあるのか
父は窓口の人に母の認知症の愚痴と自分の自慢話を延々としてた。

そう、この世代の男の代表が父では無いけど
この世代に介護を理解してもらうのって結構面倒だったりする
世代に関係なく男性だからなのか?
多様性の時代にこんな性差別的なことを言ってはいけないけど
なんとなく、男性は家庭の相談を外に発しようとしない
きっとプライドとかそんなのがあるのかな
でも、それによりストレスを溜め込んだり
もっと良い対処法をプロから聞けるのに、その手段を拒否する
ネットで中途半端に知ったつもりになって
このややこしい介護福祉サービスを知ったつもりになってるから
ショートステイとかディサービスとか色々あるのに
老健みたいな施設か自宅で父が見るかの極端な選択肢になる

いろんな選択肢は意外に色々ある
ただその情報を得るか否かによりけり
情報は大事
そこは無知だと自ら自覚して色々な人に声を出すべき
そうすると自然といろんな情報が入ってくる
父も含めてより良い環境作りのために
偏見をなくして情報を取ることが大事

娘だからできること・父にさせないといけないこと

今、母は要介護1で週に4回のデイサービスを利用してる
あとは徘徊予防のGPSの機械も介護保険を利用

父の本音はショートステイとか利用して欲しいみたい
それくらい機嫌が悪い妖怪みたいな人格になるときは
心をえぐられるような感覚になる

でも、ディサービスを利用するまでも母だけでなく父の理解も大変だった
ここで思うのは
全てを娘たちでしないこと
父に介護の申請も含めた当事者である自覚を持たせることが大切
だって最終決定は一緒に住んでる父がしないといけないと思うから
父が介護で大変なのも分かるし
その負担を減らしてあげたい気持ちはある。
でもこれを娘が全てやってしまうと他力本願になって何もしなくなって
口だけ文句を言う立場になるのが目に見えてわかる

だから、介護保険申請も父にすべて手続きするようにしてもらって
ディサービスとかは大雑把に調整して、最終的には父と(母)に決めてもらう
この棲み分けをしっかりしておくと
父は父で色々考えるようになるし
ケアマネさんには色々相談できるようになったみたい(自分から連絡取ることはしないけど)

老老介護が増えてるけど
どうか情報は色々な手を使って集めて欲しい
自分の困ってることは何か声にあげてほしい
そうすると自ずと情報が入ってくるから
無知を自覚して、情報を得る

男性は特に(うちの父だけかな?)人に相談するよりネットに頼りがちだけど
まずは地域包括センターとか市役所とか
広報に載ってる相談窓口とか利用するといいよ

道は開ける!!

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