認知症母の対応で一番役にたったのは、認知症の本とかではなくて私には自己啓発本が意外にも役に立ちました
以前の私の認知症母や老老介護の父への対応
母が認知症になった当初は
本気で「なんとかしなきゃ」みたいな使命感があった
父が藁をもすがる思いで(過去ブログ 認知症改善に向けた藁をもすがる思い)なんとかしようと認知症に良い食べ物を探したみたいに
私は私で体に良くない食べ物に対し
父に批判したり
でも改善されないことにイライラ・・・・
そして認知症母に対しては
母の記憶が少しでも思い出せるように
色々な話をしたり、手伝ってもらったり
何か母にとって反応の良いものを探したりしてた
認知症母の人格
それと同時に、認知症母には人格があって(過去ブログ認知症母の5つの人格)
体調不良のマイナス思考の母の時
とにかく周りの感情を負に追いやってくる
負の思考に巻き込まれ
そして、母の対応している間は抜け出せなくなる
機嫌最悪いじわる認知症母の時
暴言や冷たい態度、愛情の無い言葉
いじわるな行動・・・・
これはメンタルをえぐってくる
妖怪バァバの時
これは人間ではなくなってしまったような母を見たくない
パンツ一枚で出歩く姿
異常な姿勢や表情
人の気配が全くなくなる
そんな母を見てると
感情が巻き込まれて追いやられてしまう
機嫌が良い可愛い認知症母は大好きだけど
前日がこうだと
翌日いくら機嫌が良い母でも感情が追いつかない
以前はこんな母に
いちいち向き合ってはメンタルをえぐられてた
父の愚痴
そして、こんな人格が変わる母だから
父のメンタルもかなり厳しくなってる
一時嫉妬妄想(過去ブログ 認知症母、父の浮気を疑う 嫉妬妄想)で
一番酷い目にあったのは父
勝手に浮気を疑い、責められて責められて
そして服は捨てられたり、隠されたり
そして、娘が帰省したときに
延々に母の愚痴を言ってくる
父も辛いから聞いてほしい思いが強いし
分かってもらいたいんだと思う
でも、これもまた聞く方も結構辛い
出会った自己啓発本
そんな時にたまたま自己啓発本をよく読む時期と重なった
その中で認知症母の対応にも役に立った本
これらは、読んだら楽になるとかではなくて
読んだ後、自分の思考の持ち方を変えたから楽になった感じ
だから、認知症対応の答えが書いてあるという訳ではなく
そこから学んだ感じ
「嫌われる勇気」
「課題の分離」他者の課題に踏み込まない
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ますことはできない」
「自分を変えることができるのは自分しかいない」
「承認欲求を否定する」
これらの言葉が私の中では一番印象的だったのかもしれない
今まで、母や父の感情に自分も巻き込まれてなんとかしないとって思ってたけど
私が何をしようと母や父は変えられない
そして、やったことを認めてもらうことを考えると
承認欲求が満たされない場合にイライラしてしまう
私が満足したいから父や母にとって良いと思うことをする
そんな考えになると心が穏やかになってきた
「道は開ける」
これは、本当に悩んだた時に読めば良かったと後悔した本
相手に期待しない行動や
物事を俯瞰して見られるようになったような気がする
紹介しときながら
あんまり詳しく書かないのは
読み手の解釈に委ねたいから
でも助けられた本でした
その後の対応
母の人格変化でメンタルはえぐられるけど
仕方のないこと
一緒に感情を持っていかれないように気にしないようにしよう
気にしたところで母の人格が戻るわけでもない
今まではいちいち反応してて
母の思う壺になって、暴言を吐かれてた
冷静に母を見ることで
暴言を言う母にいちいち反応しなくなると
母は諦めて自分の部屋に篭る
父のいう愚痴も
聞き流すことができるようになった
寧ろ父には、感情が巻き込まれないように話したくらい
でないと父はずっと辛いままだもん
前は母が機嫌が悪くて食事をしなかったら
父も一緒になって食事を食べれなかった
でも考え方を少しずつ変えることで
父は父でご飯を食べるようになった
最近父は、客観的に母が見られる時が出てきたみたい
そう思っていくと
すごく気持ちが楽になった
それでも1週間実家に帰省して
母の人格が悪いのが続くと
父も愚痴が増える悪循環で
気持ちが落ち込むことがある
これは娘とのラインのやり取り
多分母(バータム)が機嫌が悪いのが続いて
父(ジータム)の愚痴も続いて思わず逃げ出した日
ロッテリアが比較的近くにあるんだけど
1人で好きな音楽聴きながらぼーっとして泣いてた
でも、自己啓発本読んでなかったら
もっとしんどかったと思う
介護がしんどい時
介護本だけでなく
自己啓発本に救われる時もある