去年から遠距離介護で認知症母の面倒や、老老介護の父の負担軽減をしてるけど、やっぱり色々考えることがある。きっと付き合いが長くなればなるほど、考え方は変化していく
遠距離介護 些細なことが気になるか気にならないか
遠距離介護も10ヶ月になろうとしてる
最初は、母が掃除しなくなってたから
全てのものがあんまり触りたくなかった
お風呂もトイレもキッチンも
でも、そんなこと言ってられないくらいだったから
掃除し出したら、どんどんいろんなものが見えてきて
まだ十分ではないけど半分以上は断捨離した
今は、帰省したらルーチンのように掃除や間違い探しが始まる
帰省時に掃除するようになったから、本当に住みやすくなってきた
そして、母の対応についても然り
最初はあまり触れられなかったし
母の対応一つ一つにすごく巻き込まれてた
3食食事を食べることが正しいと思ってたし
徘徊も何とか説得しなきゃいけないと思ってたし
分かってもらおうと、時には厳しく言ったり、しつこく喋ったり
そして暴言吐かれて落ち込むとか
徘徊で一緒について行って説得して
無惨にも完敗して帰宅して
夜数時間帰ってこないから
川に足を滑らせて亡くなってしまってたらどうしようとか
不安と後悔とどうしようもできないことに追いやられたりした。
でも、それは認知症母にとっては無意味なことだし逆効果なこと
1食食べなくても気にならなくなった分
食べてくれる1食は、沢山栄養を摂ってもらおうと努力するようになった
徘徊はGPSでこまめにチェックして、
リビングの電気を消してると、こっそり帰ってくることを理解した
段階を追うことに順応したし効率も良くなってきた
少しずつ悪化している認知症にも手探りながら対応して
何より寛容になったし、鈍感になった
遠距離介護 ちょうど良いのか悪いのか
老老介護の父に対しては
二人暮らしで、仕事もしながら母の面倒は大変だけど
細かいことが気になるから
愚痴愚痴言ってた
あーした方がいい、こーした方がいい
そして次の帰省で
前にも言ったけど(怒)、あーした方がいい、こーした方がいい って
しかも結構ハイレベルなことまで求めてた
今は気にはなるけど、仕方ないと思うし、言っても無駄だと思うし
父のメンタル考えると、こちらがやればいいとも思う
食中毒とかになってなければ、まぁいいかって思考の変化
父に対しても、段階を追うことに順応したし効率も良くなってきた
母に対する愚痴や昔話にも、聞きたくないけど対応して
父に対しても、寛容になったし、鈍感になった
長くなればなるほどの変化
長くなればなるほど、寛容と鈍感になったのは
そうしないと、
イライラや怒りとか負の感情になってしまう
たまに書くけど、相手にいい意味で期待しない
きっとやってくれるはず、きっと喜んでくれるはず、は幻想
っていうか、期待した分、期待が返ってこないと自分自身無駄に落ち込む
相手は何とも思ってないのに、
私の努力が分かってくれないって相手のせいにしてしまう。1人で怒ってしまう
だから、決して悪い意味ではなく、良い意味で期待しない
家を綺麗にしてるのも、自分の理想の実家像にしたくて掃除するだけで、父にそれを求めない
食事も、相手が喜ぶとかの結果は別として喜ぶ顔を想像して自己満足で食事を作る
母や父に恩返しのつもりで色々やってる
それに自分のために
そうやって考えていくと、
今まで気になってたことが気にならないし
寛容になるし、鈍感になる
そして、父と母の2人の時は2人のそれぞれの生活を尊重しようと思うようになった
私の見えない時間にまで、干渉して変化を求めない
でも、これはある意味遠距離だからできること
一緒の生活者になってしまったら
全てが気になるし
干渉するし
イライラするし
完璧を求めるし・・・
寧ろやらないなら自分でやる みたいになってしまうんだろうな
何とかまだ2人でやってるうちは
遠距離で帰省できる努力をして帰るのが
みんなの精神衛生状態のためにも良いのかもしれないと思う
されど両親 でも私だって人間だもの
両親に対して
少しでも幸せになって欲しいし
少しでも喜んで欲しい
少しでも楽しんで欲しいし
少しでも楽して欲しい
少しでも悲しい思いをして欲しくない
少しでも幸せに長生きしてほしい・・・
だから、しっかり者のいい娘を演じてる
でも、これを演じ切れるのはせいぜい2泊3日・・・
だって、私だって人間だもの
私は気になる所は異常なまでにものすごくこだわるけど、
気にならない所は一切気にならないタイプ
だから、潔癖に見えてすごくだらしないから面倒臭い人
だから
ずーーっとNHKばっかり
「何でも鑑定団」ばっかりやってるから不思議に思ってたら録画だったり
テレビの主導権は全て父が掌握している所
(だからって見たいテレビは無いから従ってる)
父の旅行の自慢話や(何十回も聞いてる)
テレビの豆知識的な、どや話(見てないから意味が分かりにくい)
人生の自慢話(時代錯誤が少しある)
母の愚痴・・愚痴・・・愚痴・・・(これは聞きたくない)
父のご飯の食べ方(言い出したらキリがない)
父の汚い汚部屋
寛容で鈍感だと言いつつ
目を瞑ってるだけ
親に対して感謝はすごくあるし、態度にはしないようにしてるけど
人間だもの、やっぱりイライラしちゃう
他人ならいいけど
親だから余計にって所がある
なんだかんだ言って
いい娘像を演じつつ
私が思う理想の両親像に期待しちゃうから、イライラしちゃうんだろうな
遠距離だから、イライラが態度に出る前に消化しきれちゃうんだろう