母が認知症と分かってしばらくしてから、我が家は固定電話を無くしました。
詐欺防止の電話
まだ、認知症初期の頃は
詐欺防止用の固定電話を使用
私が実家に電話をかけると
「この電話は振り込め詐欺などの犯罪防止のため会話内容が自動的に録音されます・・」
みたいな音声の後に通話ができる。
この頃には、母は携帯を持ってても
常に携帯を一緒に持ち歩かないから
固定電話にしないと母と電話できなかった。
実家に用がある時は固定電話にかけてた。
俺俺詐欺の電話があったかどうかは不明だけど
被害にはあってない。
もともと母はお金の管理を一切してなかった
車も自転車も運転できないから
お金が必要だと、父が母にお金を渡してた
だから、万が一、俺俺詐欺にあったとしても
母は1人で判断できないから
絶対父に相談する
そういう意味では詐欺に遭う心配は無いけど
それでも、騙されないとはいえないし、
父も母も携帯持ってるから固定電話を無くしたみたい
固定電話を無くした事によるメリット・デメリット
固定電話をいつの間にか無くなっても
特に不便はなく
しかも俺俺詐欺の心配がなくなるならそれはいいこと
メリットは基本的に何も困らなかったこと
そして、電話が突然鳴り続けると母は音に反応して焦るし
誰からの電話か不安になるから、良かったかも
そもそもほとんど使ってなかったし、
今時携帯を持ってるから困らない。
母へ電話したい時は
父に電話して母と話せばいいだけ
デメリットはそれを知らない人からの連絡手段が無いこと
大抵、近しい人は父の携帯を知ってるから
そんなに困ることはないし
そして、田舎だからなのか偶然なのか
誰かを辿れば父の携帯につながってる
でも、母の実姉家族（従姉妹）とは祖母が亡くなったら関わることがなくなって
母が認知症になる前くらいからそんなに連絡し合うことがなくなってた。
従姉妹は固定電話がなくなったことを知らなかった
緊急で要件を直接伝えに来なきゃいけない手間とかあったみたい
固定電話がなくなったことでの偶然の再会
さっきの従姉妹の話。
コロナが5類になったけど、まだ流行ってた時
家族の法事か何かがコロナの影響が出たか何かで
従姉妹から我が家の父母に
緊急で知らせなきゃいけなかったことがあったみたい。
固定電話が無いことを知らなくて
何回かけても繋がらないのか使われてないのかわからないけど、
どうしても伝えなきゃいけないから、実家に行って直接知らせようと思ってくれたみたい。
たまたまその日、
私は遠距離介護で実家に帰省中
車庫が汚すぎて大掃除してたら数十年ぶりの従姉妹に再会（多分20年ぶりくらい）
久しぶりの立ち話で
母が認知症で大変だから、少しの間帰省していること
ディサービス始めたいけどなかなかキッカケが難しいこととか
固定電話をそれで無くしたことを話したら
従姉妹の母（母の実姉）もそんなにひどく無いけどボケてきた、みたいな感じで
久しぶりに会った従姉妹と雑談してた
でも、そんときはそれで終わってバイバイ
この内容を私の姉妹でも共有した時に
「おばちゃんと母で一緒にいられる時間できるといいよねー」みたいな話をしてた。
そして、昨年末の年賀状で姉が従姉妹に
姉の携帯番号を年賀状に記載したコメント付けてた
これがきっかけで、従姉妹が連絡してくれるようになって
母がディサービス行ってない日に実姉と何回か遭う日を設けることができた
なんだかんだ言って
困った時は何かしら人と人が繋がっていって
うまくいくことがあったりする
固定電話を無くしてなかったら
私は従姉妹に会うこともなかったし
母の近況を伝え合うこともなかった。
色々な偶然は必然かもしれないな
固定電話を無くした最大のメリットだな
