認知症母、父の浮気を疑う 嫉妬妄想

今は症状なくなったけど、認知症と診断されてしばらくして出てきた症状。それは嫉妬妄想。父76歳だけど、母が父の浮気を疑って人格変化してた時期のお話をします。時間の間隔がないから本当に大変でした。

認知症母の嫉妬妄想

今はもう嫉妬妄想すら起きない認知症母だけど
認知症と診断された時にでた症状は嫉妬妄想
お金盗られたとかではないからいいのかなーって思ってたけど
かなりしつこい
そして何より、父がメンタル的にかなりえぐられた最初の原因はこれだった

どうやら事の発端は
レシートの下に広告?みたいな感じで
同じ市内の提携店の名前と住所が出てるんだけど
母はレシートの見方が分からなくなってたから
部屋に落ちてたレシートを発見(ちなみに父はレシートとかそこらへんに置いちゃう)
その用紙に見慣れない店名と住所が書いてある・・・
母、それを見て、母は歩いて行けない距離だし、近所に同じスーパーあるから行くわけがない
父が行ったに違いない!!→そこに女がいて、女とご飯を食べた!!と解釈・・・・
母が書いた手書きの女性の名前(父の知らない人)を見て
その女性が浮気の相手で、父が女性の名前を紙に書いたと
(自分で書いたのに・・・ちなみに父は丸文字だから母と筆跡は全然違うから分かる)

嫉妬妄想の時は本当に女性の嫌な部分を見てる感じですごく嫌だった
認知症で時間の間隔がないから
父が玄関に出て新聞を取りに行っただけで
「どこに行っとったんや??浮気してきたんや!!!!」って責める
新聞取りに行ったこと説明しても信じない。というか耳に入らない
だから家にレシートが落ちてると母はそれを回収して
自分の部屋に持って行ってた
自分で買ったのにそれを忘れてるから
女と買いに行ったって言い張る(自信満々)
娘が帰省した時に、その浮気相手と行ったスーパーに車で行かせて
母はまず駐車場で父の車を探す
店内で父を探す
その繰り返し。現場を取り押さえたくて、ひどく執着してた

次第に母は女性に疑いを持つようになって
家の近くにあるユニクロの若い女性が浮気相手だと言い始め(そんなわけない)
父はユニクロに母の服を買いに行けなくなった

次はスーパのレジの女性を疑い始め
父は一人でスーパに行けなくなった

少しでも嫉妬妄想の時にいなくなると
とにかく疑う
そしてかなりしつこい
そんな日々だった

母の驚くべき徘徊

これは父から聞いた話
父と車に乗ってた時に、たまたまその疑わしい女性が住むという近所らへんを通過
そしたら母、急に車から降車!!!
そして父が慌てふためく中、姿が見えなくなった。
なんせ、母は前回の徘徊で書いたけど
とにかく体力が有り余ってるから歩くのがかなり早い
疑わしい女性がいるわけないから
父はとにかく探すしかない
母の見える世界にいる女性の家なんてわかるわけない
降りた場所は家から歩いて1時間以上かかる距離かなぁ
帰れるわけないから、父は家族に連絡
でも遠距離だから父に色々助言するしか方法がなかった

そして、夕方、警察に連絡しようか本気で考えながら
父、帰宅したら
母、家にいた。どうやら徒歩で帰ったらしい
そして、母からしたら置いて行かれたと怒ってる

何より無事に帰ってきたことに安堵しつつ
いつもの浮気の嫉妬で口論
父、体力もメンタルも相当すり減ってた

父や娘への影響

  • 父への影響
  • 娘への影響

とにかく父には容赦なかった
その特定の女の名前を言ってはネチネチ怒る
数秒いないだけで、浮気してきたとネチネチ
下着とか靴下とか、母が買ったものなのに
認知症で忘れちゃってるから
その女が買ってきたと言って
下着やパジャマを捨てる、隠す
一時父は自分の下着とか家で洗えなくなって(母が捨てるか隠すから)
会社にある土とかの汚れた軍手とか洗う洗濯機?で洗ってこっそり車庫で乾かすしかなかった
父は娘(私の姉)に頼んで、姉の夫の名前を肌着に書いてもらって
それを送ってもらい、母に娘の旦那のお下がりをもらったって説明して着てた
(あんまり効果なかったけど、父がなんとか考えた対策)

ある時は、スーパーで買い物してきたら
レジの女と浮気したと怒ってきた

ユニクロに母と父で服を見に行ったのに
母と一緒に行ったことは忘れて
ユニクロの女と浮気しに行ったと言ってくる

父も身に覚えないし、そんなわけないし、
自尊心をかなりえぐられるから、認めるわけにもいかず口論になって
母が出ていく(徘徊)ってことの繰り返し

娘にはとにかく仲間になって欲しかったみたい
たぶんあまり娘とは認識してなかったと思う
普段言う「お父さん」ではなく「夫」って言ってたから
父の浮気の話を延々としかもネチネチ言ってくる
時系列も何もかもおかしいし
レシートを見せてくるから、見方が違うと言ってもこちらのいうことは信じてくれない
で、あんまり父の浮気の話なんか聞きたくないから拒否すると
「あんたも夫とぐるやな」って暴言吐いてくる
そして、車で出かけては、その母にしか分からない女性の家(母も知らない)を探しに走らされる
延々と、女性の名前の表札を探してたり
父の車を探してた
絶対ないからこちらは母の気が済むまで待つか、無駄な説得をするしかない

時には、いかに父の車のトランクに入ろうか真剣に考えてた
とにかく、出かけると父の車が無いか探してた
父が仕事に行ってる間、浮気しに行ってるって話をネチネチ

あの時の母は妖怪ばぁば(過去の記事参照)の前駆症状だったみたいに
顔つきが嫌だった
怖かった
こちらの話は全然耳に入らないし
なんだか母にしか見えない世界に母は住んでるみたいな感じだった

職場の心無い一言

母が認知症になって
会社辞めるとかは考えてなかったけど
まさかな出来事で、あんまり受け入れられなかった時
母の嫉妬妄想が本当に辛かったから
職場の人にも話してた
決して相談とかではなく、
しかも私は「認知症母が父が浮気してるっていうんですよー」って軽く言ってた
そしてら職場の先輩
「絶対それ、若い時に浮気したんだよ!!!」って笑ってはしゃいでた
真剣に少し傷ついてしまった。
そうかぁ、そうやってみられちゃうんだなぁって。
そんときは「笑 そうなんですかねー」って言ってたけど
それから人に言うのが恥ずかしくなった

昔浮気してたかどうかなんて、もうわからないしどうでもいい
いや本当だったら、父を責めることができるけど
今更、母はまともじゃないし、父が例え浮気してても今更言う訳ない
聞こうとも思わない

人のふり見て我が振り直す

そんな言葉を再確認した
私も母が認知症じゃなかったらそんな言葉を発してたかもしれない
人の気持ちは分からない
だからなるべく傷つけない言葉、安易な言葉は避けようって学習した。

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