とにかく多趣味でとことん極める母。畑で野菜作ったり、家事をしたり、とにかく忙しい母。祖母も100歳以上生きたけど認知症ではなかった。そんな環境の母がまさか認知症になるなんて思いもしなかった。我が家の認知症の前兆のケースをお話します。
まさかの母が
母が認知症になったのは75歳の2021年ごろ
どちらかといえば仕事以外無趣味友達少ない父の方が認知症になりやすいと思ってた
母は、多趣味で極める性格
編み物をやり出したら講師の資格まで取ったり
自分の服や娘、孫の服まで毛糸を使って編み棒で作っちゃう
登山から高山植物に興味を持って、結果、写真にはまって
それが講じてスイスやバングラディッシュに写真の仲間と旅行に行ったり
畑も小規模ながら4ヶ所で沢山の野菜を作って毎日食卓には沢山のおかず
そんな多趣味な母が認知症になって全ての趣味を忘れてしまうとは
夜不眠で悩んでたから?
認知症の予防になるって言われてるコーヒー飲めないから?
父が銀行関係とか役所関係は全てやってたから生活に関する頭を使わない環境のせい?
とか、認知症と分かってからは 「なぜ母が?」の答えを探してた
必死で納得したかった。
一つ理由として考えられるのが「コロナ」
母は昔看護師をしていて「コロナ」のニュースに過敏に反応した
そして田舎暮らし
コロナが流行した当初は感染者が出るだけで
「○○町に住んでる△さんが感染したらしい・・・」
とか、とにかく田舎ならではの噂の広まり
元看護師としてのプライドのある母は過敏に反応して
出歩くのを一切辞めてしまった
そんな日が続いて、精神的にかなり反応しすぎてた
最初は認知症ではなくて鬱?って思ったくらいだから
コロナの時代にどんどん認知症の初期症状が出てきた気がする
認知症になって気づく「そういえば・・・」
納豆があるのに、また納豆を買ってくる
賞味期限が切れたものが少し目に付く
炒めたら食べれるニンニクの芽と豚肉がセットになったのがスーパーにあるんだけど
やたらそればっかり買ってくる
最初はおっちょこちょいだなーとか
簡単に料理できるものが好きなのかな?とか思ってた
でも、ある時、私の家に父母が遊びにきてくれた時に(車で片道高速3時間)
記憶している限り初めて
母が自分の財布や携帯の入った鞄を私の家に忘れて行ったこと
しかも、母がそれに気づかなかったこと
用心深い母が起こした行動に「あれ_?」ってびっくりしたのが
認知症かもしれないと思い始めるきっかけだった
年相応と認知症の違い
年相応と認知症の違い・・・・
なんとなくだけど「うっかり」じゃない
本当に記憶が無い
そして、会話が浅くなる
こちらの言っている情報処理が追いついていないのか
適当な相槌を打ってくる
でも、それっぽく相槌するから、こっちは分かってると思ってた
実際は母は話について行けず、話に合わせて適当に返事してた
要は話について行けてない
でも今だから思うこと
遠距離でたまにしか会わないと気づかないことが多い
年取ってきたなーで片付けてた
もっと日頃から「あれ?」って言うことに深く考えてたら
もしかしたらもっと早くに認知症と診断うけてたら適切な治療受けられたかな
だから思う
今までになかった「あれ?」っていう小さな気づき
これにいかに気づくか
そして気のせいだと思わずに色々情報をとることが大事