老老介護中の父の難読LINE

ちーたむ
ちーたむ

LINEって本当に便利なんだけど、父からするとまだまだ慣れない。誤字とかは当たり前なんだけど、いきなり「何があったの?」っていうLINEとかも来るから、予測して変換しなきゃいけない。想像力トレーニングにいいかも。

いきなりLINE

朝から突然こんなLINEが父から家族LINEに届く

父

おはよう
またお父さんのやり方間違えた
今お母さんは認知症だからできないと決めつけていたけれども
出来なきゃ一緒になってやらなきゃいけないって
お母さんを持っと頼らなきゃ(原文まま)
でも大変だけれど
今朝はいつもと同じルーティンがあったけど機嫌良く行ったよ

前後の脈絡はなく、いきなりこの文面で届く
はて?何があった?何が起こったの?っていう
この想像を掻き立てるLINEが時々来る。

予測して起こったことを想像する

想像するに・・・
またお父さんのやり方間違えた
A:また、やっちまったー(反省)
B:また今日も、機嫌を悪くさせてしまった

今お母さんは認知症だからできないと決めつけていたけれども
A:認知症だからと決めつけて何かを先にやって怒られた
B:認知症だからと決めつけて何かについて怒ってしまった

出来なきゃ一緒になってやらなきゃいけないって
 お母さんをもっと頼らなきゃ

A:放っておいたら意外に母1人でできた
B:余計にひどく怒らせてしまった

でも大変だけれど
A:父にとっては労力がかかる
B:母の機嫌によっては結果は真逆になるから予測不能

今朝はいつもと同じルーティンがあったけど機嫌良く行ったよ
A:機嫌が悪くて行ったり来たりしたけど、最終的には無事にディサービスに行った
B:服を何度も着替えたりして大変だったけど、最終的には無事にディサービスに行った

このAもしくはBのどちらかが起こったんだろうな
なんとなく
やらせれば良かったことを余計なことして怒らせたか、父が母に怒っちゃって自己嫌悪で反省してる
みたいな感じだろうか。

最初のうちは
「どうしたの?大丈夫?」とか
「お母さん機嫌悪かったのかな?」とか言ってたけど
最近ではスルーするようになってしまった。
「ディサービス無事に行って良かったねー」で終わってしまう。

その場にいないと分からないLINEとか
父の中で考えた続きみたいなLINEがくるから読解能力が自然と備わるようになってきた

LINEに感謝

でも、心からLINEの機能に感謝しかない
これで父でも使えるようなLINEがなかったら?
電話で父の反省会を聞くのはしんどいし
それ聞いて優しく返事できないことも出てきてしまう
かといって、愚痴とか言える場がないと、父はストレスが溜まってしまうから良くない

それに文章を書いてるうちに気持ちも少し落ち着いたりするし
ちょっとした父のアンガーマネージメントになってるんじゃないかと思えてくる

読み手も、内容によって父は母を見下すような文章を書くことがあるから、
怒れてきちゃうこともあるんだけど
返事書いてるうちに落ち着いてくるのと
その返事を読む人が父だけじゃなくて、家族LINEには7人いる孫のうち2人の孫(私の娘と姉の娘)が入ってるから、その子たちが読むと思うとちょっと冷静になれたりする
やっぱり読み手にもアンガーマネージメントになってるのかもしれない

そしてお互いほどよい距離感が保てるのも良きかな

この難読LINE(その後を聞いてないから結果は不明)
これからどんどん難易度が増してくるんだろうな。
想像力が掻き立てられるトレーニングだな

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