![ちーたむ](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/02/cropped-IMG_3615-scaled-1-150x150.jpeg)
先日老老介護の父が大腸がんの手術入院で1週間帰省した時に思ったけど、案外放っておいた方が認知症母にとっては良いのかもしれないと思えてきたお話
父が入院した時の話
ケース1「面会に行きたがらない母」
父が手術目的で入院して1週間遠距離介護の帰省をした時の話
術前に忘れ物を届けたかったけど
母は元看護師で父が入院している病院に20年以上も前の話だけど勤めてた
だから、絶対病院には行きたいくないとは言ってたけど
なんだかんだ気にしてたから一緒に行くことに
それでも行きたがらなくて体調悪いから車で待ってるという始末
![私](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/youngwoman_38-1.png)
病院すぐ終わるから、終わったらスーパーで買い物行こう
![妹](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/youngwoman_40.png)
車の中で待機すると守衛さんに注意されるから、病院の入り口の外にあるベンチで待ってて
そんな会話をして、なんとか車から降りてもらって
私たちは父に会いに行って、父が玄関まで出てきてくれた
それでも母は帰る帰るとずっと言ってて
駐車券病室に忘れたとか嘘言ってなんとか父が来るまで待ってもらって父に会うことができた
父に会った後は、会えて良かったーとか言ってたけど
かなり労力を使ったから、そんなに嫌ならもう病院に連れて行くのはやめようと決めた
ケース2「母と父のロミオとジュリエット」
ある時は私が母がディサービスお休みで面会に行けず
母を残して面会に行っちゃうと、母はなぜいなくなったか分からなくなって
帰宅後おいしいものを1人で食べに行ったと勘違いして怒ってくることが予想されるから行けなかった
そこで妹1人で父の面会に行ったんだけど
父の部屋は窓側。外のどこに立てば父が見えるかを写真で教えてくれた
夕食後は散歩に行ってるし、歩いて行ける距離だから母に提案したら
![](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_5999-1-768x1024.jpeg)
こんな感じで会いに行くようになった
手前が散歩中の母で白塗りの真ん中に写ってるのが手を振る父
ここから電話で会話してた
それから父の入院期間中の散歩コースになって
毎日母はここまで来てたけど
病院に行くことはなかったし
もう私たちから誘うことはしなかった
ケース3「母病院に行く」
そして、私の1週間の帰省が終わり、交代で姉や妹が母の面倒を見に実家にお泊まり
姉の時も、母不在時に面会に姉だけで行って、
母はロミオとジュリエット状態で散歩して電話してって感じで
特に面会を催促することはしなかった
そして、妹が担当の日も同じく何も催促しなかったけど
この日は妹が忙しくて父の面会に行けなかった
(なんだかんだ毎日面会に行った我が姉妹たちは偉いと思う)
![母](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/oldwoman_87.png)
今日お父さんの面会行った??
![妹](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/youngwoman_40.png)
仕事が忙しくて行けなかったよ。食後いつもの散歩で父に会いに行こうね
![母](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/oldwoman_87.png)
病院行こうか。病室に行かずに、1階で会うなら行くよ
![妹](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/youngwoman_40.png)
!!!!!!!
行こう!!
って、母からのまさかの提案が。
母の気が変わったり、気の迷いが出ないよう、車で行って面会へ
![](https://tokidokikaigo.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_6927-1024x768.jpeg)
顔は出せないし、2人とも病院だからマスクなんだけど
すごく良い笑顔の写真なんです
帰宅後も行ってよかったーって母がずっと言ってたらしい
放任と主体性
なんだか、今回のことで少し思ったのが
昨日のブログでも母を認知症患者として見てしまってる部分があることに触れたけど
去年の私たちは、本気で正当性を主張してて
認知症母に対してすごく手をかけてた
服を間違えては指摘・・・
靴下を間違えては指摘・・・・
お菓子を配膳しては指摘・・・
そして、指摘される母は何を言われてるか分からなくて混乱してた。
服は多少季節外れでも本人が寒ければ何も言わないし
靴下は全て同じものに変えたから色とか種類を間違えることはない
お菓子は特に言わないで私たちで戻すかそのまま
それでも何も変わらないし、むしろ母の無駄な混乱が無くなった
そして、今回
こちらが病院に面会に行くことにこだわって言い続けてたら
多分母は行かないって言い続けたと思う
そして機嫌が悪くなる。
それが嫌で言わなかったら、寧ろ母の方から病院行くことを提案してきた
昨日のブログの階段拭きもそうだけど
お願いしても「できない」「今度やる」だけど
無意識に何かの流れでできることがある(主体性ではないけど)
靴のGPSもそう
今母の靴には「iTHUMOのGPS」とエアタグが2個入れてある(父と妹用)
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位置情報が分かるようになって
徘徊でも基本的には追いかけたり注意したりしなくなったら
寧ろ母は帰ってくるし
何事もなかったかのように帰ってきて、
「畑行って忙しかったー。スーパーでも行こうか」みたいに
寧ろこちらに歩み寄ってくることも増えた
認知症だから言いたい
認知症だから間違いを正したい
認知症だけど普通に生活できるようにしたい
徘徊するからなんとかしなきゃいけない
そんな感じで過剰に関わってた部分があったかもしれない
案外、過剰に反応せず何もしないでいることも正解なのかもしれない
認知症母との関わりも経験を積むことで分かることもあるし
分かっていてもついつい過剰に反応しちゃうこともある
ちょっとした学び
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