
まさかこんな結果に至るとは思わなかった出来事が起きました。そして、いろいろな福祉サービスってややこしいし複雑・・・・でもありがたい
要介護3からの施設への申込み
認知症母が区分変更して要介護3になって
施設の申込は父には任せられないし、ちょうど姉が4月28日〜30日で帰省するタイミングに合わせて
4月29日に施設の申込み(300人待ち!!)を姉がすることになって
いろんな段取りを着々と始めた矢先。
ただ、春になったこの季節。花が大好きな母。
自分の家にはいろんな花が咲き乱れてるのに
ご近所さんの家の花を根こそぎ持ってきて部屋の中に持ち込んでくる(去年までは川沿いとかの草花だった。咲いてる草を持って帰ってきてた。草をね)
はて?椿の木はどうやって枝を折ったのか・・・・
水仙は球根ごと・・・・・
でも母の記憶は秒でなくなるからどこで積んできたか分からない・・・
父は、椿の木のあるご近所さんに草饅頭の菓子折りを持って行って謝罪に行ったり
春の季節とは裏腹に父は悩みに悩む生活と謝罪行脚
そして日曜日の昼下がり、母、見守りシールとか関係なく警察に保護されました
詳細は分からないけど、小学校近くでうろうろしてたかららしく
(ただ単に小学校近くなだけで、不審者とかではないと思う)
警察の人が家まで連れてきてくれたらしい
父曰く、その警察の人たちは見守りシールの存在とかも知らなくて、
最近認知症の方が徘徊後に亡くなって発見されたことがあったらしくって話していた様子
緊急ショート枠の相談
そんなこんなで我が家は施設の待機を待つしかないから
連休に合わせて帰省することで父の介護負担を減らそうとしてた。
そして、私も帰省する日程を調整してたら
姉が帰省するタイミングでしか帰れなさそうってことになって
だったら、私が母を見るから姉に父とどこかに旅行に行ってもらえないか打診
せっかくだもん、旅行でも行ってゆっくりして欲しいのが私の思い
姉が旅行に行くのなら、施設の申込は私が代わりにするし、母を面倒見るし、こんなタイミング滅多にない!!
目的達成のためなら姉に旅行の相談も厭わないので相談(姉は旅行も車の運転も好き)
そんな感じで話が進んでた矢先

さっきな
ケアマネさんから連絡あって、〇〇に緊急でショートに入れるっていうんや
明日のお迎えからディサービスじゃなくってショートに行くかもしれん
しかも、ダメやったら元のディサービスとか使えるし、ケアマネさんも変更にならないんだよ
って、緊急ショートだから?そんな翌日に受け入れてくれるの?
〇〇は、初めて聞く名前の場所だけど、小規模多機能型居宅介護の場所。
今までそこに入るには、ケアマネさんの変更、今までのディサービスに戻れない、最初は週に2日くらいからの慣らし・・・・ってことで現状では無理だから諦めてたところ。
え?明日からショート?どういうこと?
父の言ってることは、勘違いも多いから、直接ケアマネさんに聞くことに
そしたらばケアマネさん、
最近の母の徘徊での度重なる警察保護、近隣への迷惑、母の注意力散漫による交通事故のリスク拡大などを苦慮してたら、ちょうど〇〇の緊急ショート枠が空いたからって教えてくれた。
家では見ることが難しい状況が前提にあって、2週間の長いショートで母を見てくれるとのこと
場合によっては、施設が空くまではそこにいさせてもらえるかも(2週間のロングショート、1泊実費、2週間のロングショート)って話だった。
そして、明日から?って聞いたら、それは無理な話で(単なる父の勘違い)申込が必要とのこと。
ちょうど29日に施設の申し込みで帰省するし、その時に私が契約に行くことで話がついた。
もしかしたら、母はもう帰ってこないという選択
ひとまず、29日の契約次第
でも、母はもう帰ってこないかもしれない・・・・・
ショートに行ってそのまま施設
何が最良かは分からないけど、父の介護の限界と、母の安全面と、ご近所さんには母を連れてきてもらったり、どこかの家は花を取られたりといった迷惑行為を予防できる。
総合的に考えても、この緊急ショート枠の空きが出たことは、藁をもすがる思いのわたしたちにとっては、藁ではなくて大木くらいの安心材料。
なんせ、ダメだったら元のディサービスに戻れるのが大きいのと、「慣らし」が必要なくショートとして預かってくれる。
父はやっぱり罪悪感と戦ってたけど、ダメだったら元のディサービスに戻れることと、「慣らし」が入らないことが大きいみたい
でも契約したら、母はずっとショートになってしまうのか
ちょっとした愚痴
そして、29日の施設とショートステイの契約について
ちょっとだけ、愚痴らせて欲しい
姉に父との旅行を相談したら、引き受けてくれたんだけど
いざ、緊急ショートの契約の話が決まったら
姉・・・・
父と母が一緒にいられるのが残り少ないかもしれないから・・・・
ってのと、何かしたいことがあるみたいで
旅行も帰省もやめちゃいました。
結果、姉が行くはずで決めた施設の申し込みが
私が行くことに。そして、姉は帰省すらしなくなった。
うんうん。
これは姉の両親を思う優しさとやりたいことがあるから仕方がない
でもね、父も旅行を少し楽しみにしてたのに、キャンセルになっちゃったって残念そうに言ってた。
私と姉は考え方が根本から違うだけ。
私は、母とこれから一緒に食事とか取れなくなるかもだから
旅行のキャンセルは全然いいけど、
姉も帰省して欲しかったなー
そしたら、母が思う昔の賑やかな実家を再現できたかもしれないと思ってたのに。
私にとって食事は重要
美味しい食事を楽しく食べる。そんな時間は貴重だし幸せ
母が忘れてしまってもそんな楽しい時間を過ごしたかったし
父にとっても母と一緒に娘たちで楽しい食事を記憶として残したかった
母と一緒ってのが大事なことで
これから先、父と姉妹で食事が取れてもそこに母がいないかもしれないんだもん
最初から帰ると言ってただけに
姉が帰らなくなったことが残念だったけど
仕方ないよね。
でもね姉ね、母と過ごせなくなるかもしれないことに気づいてなかったんだと後から知った。
それだったら最初に言えばよかったけど、「やりたいことあるから」って言ってたから、姉が悩むだけだから言えなかった。言えばよかったのかなぁ・・・
「やりたいことがあるから」って言うのは、これまた姉の優しさで、旅行をキャンセルしたのが
実家が原因だけじゃないことを言いたかったのもあるのが性格上伝わってくる。(底抜けに優しい)
だから、言えば帰ったかもしれないんだけど、時すでに遅しだった。
ちなみに、妹にも、「母と一緒にご飯食べる機会が最後かもしれないから」って相談してたら
29日の夕食に食べにきてくれることに
しかも昼間は飼ってる犬の病気の治療で他県の病院に日帰りで出かける日なのに、来てくれる事に
29日は賑やかな食事がとれるし
連休のタイミングで緊急ショートの話になってよかったかもしれない
さて、来週の「ときどき介護」(←当ブログの名前)
認知症母の長期のショートステイと、記憶がなくなる母に渡した大事なプレゼント
です。
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