認知症母の80歳の誕生日会と老老介護の父の思い出の食べ物 

ちーたむ
ちーたむ

母の80歳の誕生日から2週間くらい過ぎてるけど、せっかく娘の私と孫娘が帰省してるので、すごくささやかにお祝いしました。そして、私の実家での料理の基本は、父が思い出に残ってる食べ物を娘の視点なりに作ること

母への80歳誕生日のお祝い

母が80歳になって、やっぱり年齢がひとつ上がるのは良いこと
本気で山口百恵ちゃんのDVDでも買ってプレゼントしようと思ったけど
きっと、一回も観れないんじゃないかと思って、プレゼントは辞めた
断捨離を始めて、実家にひとつでも物が増えるのが嫌だと思うようになった
それに、記憶に残らない。

美味しいケーキでもとも思うけど
お高めのケーキは母にとって食べにくかったり、いい意味での苦味が母にとっては好きじゃない
あとは、なるべく無駄に甘いものは控えたいのも事実
だから、今回は手作りパンプキンケーキを作ることに。

私の唯一作れるスイーツたち

そして、私がレシピを見ないで適当に作れるスイーツは
・アップルパイ(パイ生地は市販の)
・スイートポテト
・パンプキンプリン(プリンの素は市販のものを少しアレンジ)
この3つしかない。
これ、料理を作れない人から見るとすごいって思われるんだけど、
料理を普通に作れる人から見ると、適当に作れるレシピだよねーって納得されると思う。
(ベースが甘い野菜とか果物だから、分量を適当に作っても失敗しない)
しかも、型とかなくても作れるスイーツ

りんごは大量に欲しいので、節約のため却下
さつまいもはおかずで作ってるので却下(裏漉しが大変なのもある)
パンプキンプリンは簡単に作れる。(冷やすタイプのプリンの素を使うから)

そして、作ったのがこれ↑
カボチャ丸々半分を加熱して、中をある程度くり抜いて、裏漉しして
カボチャの亀裂からプリン液が漏れないように裏漉ししたカボチャのペーストを塗って
残りのペーストをプリンの素に混ぜて加熱して冷やして固めるだけ
カボチャの甘みで皮まで十分美味しくできるんです。
この時期は国産のカボチャがお手頃価格で出回るから、低コストで優しい甘さで美味しいんです。

誕生日会

そして、夜の8時から始まった誕生日会
昨日のブログの続きで、
孫娘は帰省した日。夕ご飯も食べ終わって、その間に父は入浴、
母を籠城から呼び出してもらって、ご機嫌の母に誕生日の歌を歌って、
パンプキンプリンを見せて驚かせて、誕生日会

朝からソワソワ、ご機嫌悪めの母も機嫌持ち越して楽しいひととき
ちなみに、これも過去ブログ(10月の遠距離介護の帰省 認知症母、服屋とミスドの大冒険)に書いたけど、「あかのれん」で買った長袖とベスト、そして寒くても着てしまう夏服のお気に入りのレースのベストも着てるのが母。

母の歯では皮まで食べれないのに
素朴な甘さで気に入ってもらえて、一生懸命皮までの部分を掬って誰よりも食べてくれました!!

パンプキンプリンを作ったもう一つの理由

私がパンプキンプリンを作れる理由
それは、昔のパンプキンプリンの思い出があるから。
私の作るパンプキンプリンは、くり抜いたカボチャをそのまま使う
大きいと丸ごと1個使うし、少量だと半分をそのまま使う
雑学の多い父が昔パンプキンプリンの話をしてくれて
わざわざ何処かで私が作ったようなパンプキンプリンを買ってきてくれたり
父が死ぬまでに行きたいって言ってたアンコールワットに、20年くらい前に妹と3人で連れて行ったんだけど(8月の遠距離介護の帰省 父が死ぬまでに行きたいところ
そこも同じようなパンプキンプリンが有名(もっと甘いトッピングも加わるけど)
だから、父には少しパンプキンプリンは思い入れのあるもの
そして、同じ味を求めなければ、見ただけで作れるのもパンプキンプリンだったから。
少し昔の話をしながら食べると、安上がりな手作りプリンも、もっと美味しくなる。

気楽に遠出ができなくなった父
せめて食事だけでも、昔を懐かしんだり、思い出に浸れたり、楽しい時間になればいいと思う
そんな感謝の気持ちも込めて作ってみた(簡単・低コストって理由も大きいけど)

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