10月の遠距離介護の帰省　ひねくれ者の娘の料理

父に対する私の思い

ここ最近、よくブログのテーマに挙げてるけど
10月の遠距離介護の帰省　老老介護の父への永遠の反抗期　、
10月の遠距離介護の帰省　やっぱり父にイライラする　キッチン編、
10月の遠距離介護の帰省　やっぱり父にイライラする　松茸編
老老介護で頑張ってる父が少しでも楽になったり、楽しいと思ってくれたり、負担が減って欲しいと思ってるけど、どうしてもイライラしちゃう部分がある。
何をやっても父に小さな反抗をしてしまう私
でも、なんだかんだ言って優しい私

生たまごの天ぷらが紹介されたテレビ番組

今回の帰省でのこと
父はよくテレビを観てるんだけど、
基本的に私は作り置き料理をしたり何かと忙しいのと
私は、あまりテレビを観ない

そんな日の夜
母は入浴中だったかで不在の時
どうやら料亭の職人さんが生たまごの天ぷらを作って提供してた（私は観てない）

って。作れそうだから食べてみたいの作れそうは、決して父のことを言ってない
そうなると、私になる。
こんな小さなことでも、反抗しちゃう心の小さな小さな私
正直IHは楽だし、キッチンも綺麗にできるから好きだけど
火加減で言えば、ガスの方が断然美味しい料理ができると思ってるから
根拠もなく、変な知ったかぶりみたいな反論して却下した。

観たことないけど作る私

でもねぇ
なんだかんだ言って、優しい私！？
却下はするけど、作ってしまうのが私のややこしい性格
素直に作るねーって言ってあげればいいし、
一緒にテレビ観ても良いけど、頑なにそれができない

父が言った言葉だけを頼りに最終日のお昼に天ぷらを作ることに
（前日も天ぷら作ってた）
たまごをまず入れてから、天ぷらの液を垂らして作ってみたよ
写真の左上にある味玉と梨に挟まれてるのが、生たまごの天ぷら
（他のおかずについては後日）

なんだかねぇ・・・
揚げた目玉焼き？みたいになっちゃってた
卵が勿体無いから、私と母は半分こで3個作ってみたけど
半熟卵とか、半熟ゆで卵で作った方がもっと美味しくできると思ってしまった
次に挑戦したいと思う

素直にテレビ観ておけば良かったなーと思いつつ
父、テレビで言ってたのを作ってくれたことに喜びつつ

？？？？
天かすって言ってないじゃん！！！
本当に天かすだったの？？
答えはテレビを観てないから分からないけど
だったら、天かすって言ってよ！！
多分作るとは思ってなかったから、簡略化して言ってたのかなぁ
もしくは私の聞き間違いか・・・・

確約できないから反抗するのか

なんだか、この反抗、
作るっていう確約ができないから、却下して、作れそうなら作るっていう抜け道の手段なのかもとも思えてきた。
一緒に住んでた時（言っても18歳まで）は、作るって言ったら作れたけど
遠距離介護の帰省では、作るって言って作れなかったら1ヶ月先になる。
そんなんだったら、忘れちゃうし、食べれた時の感動は減ってしまう
だから、今回は作れたから良かったけど、作れるかどうか分からないから、とりあえず却下しちゃう部分もあるんだと思う。

ちょっと前のブログのコメントのやり取りから
私は良い思い出作りにばっかり執着してたことに気づいてしまった
今回のたまごの天ぷらだって、どうせ忘れちゃうんだろうなーなんて思いながら
少しでも良い思い出になるようにって考えてたけど

一瞬一瞬の楽しみも大事だし、
「今から食べる」っていうほんの少し先の未来が「楽しみ」って思う生活も大事だと思ってしまった
そして、祭りだって、
父は行かないけど、母と孫娘と3人で行くことを想像する「楽しみ」ってのもあるんだと思った。私からしたら、母は忘れちゃうのにって思ったけど、父は行ってくれてる姿を想像して楽しんでるのかもしれない。

認知症母の介護疲れでメンタルが心配な父
思い出に捉われず、楽しい未来や、想像する楽しい事、一瞬一瞬のささやかな楽しさも大事にできたらなって思ってしまった。