今回の帰省は日曜日から木曜日まで。日曜日ショートステイから戻ってきた母はご機嫌。こんな日は、頭の運動がてらできることを手伝ってもらいました。そして、認知症母、一品作って??くれました。
ご機嫌認知症母の動きたい衝動
日曜日に帰省して、ショートステイから戻ってきたご機嫌母。
今回の帰省での母の変化は、とにかくソワソワが止まらない。
料理を作ってる私の周りをウロウロ ウロウロ。
機嫌が良いから問題は無いけど、相変わらずの秒速の健忘で同じことを何回も質問してはウロウロの繰り返し。
あまりの落ち着きのなさだったので、トマトのカットとか、食卓におかずを並べるのとか手伝ってもらうことに。
認知症母のお手伝い
下の写真の左上にあるのは、母にカットしてもらったトマト。
トマトの切り方とは思えない乱切りで切ってくれたけど、
最近は切ってくれることに価値があるのと、機嫌を損ねたくないし、
カットの仕方が多少変でも食べれる事には違いがないので、母の自由気ままにカットしてもらいました。
そして、おかずを並べてくれるんだけど、
丁寧にお皿にキャラメルコーンと雪の宿まで袋から開けて、母の食前の薬を添えて一品作ってくれました!!
名付けて「キャラメルコーンと雪の宿 〜食前薬を添えて〜」みたいな感じかなー
本当、去年まではこんな姿が受け入れられなくて、一回一回注意してたけど、
認知症の付き合いも慣れてくると、寛容になってくる。
危険じゃなきゃそれでいい。家族しかいないんだから、別に問題ない。
いつもは袋ごと皿に置いてたのに、今回は中身を開けてお皿に盛ってくれてたのは、進化なのか退化なのか・・・・
言い方が悪いけど、まるで子どものお手伝いを、見ているよう・・・・
切り方とかよりも、切ってくれることが嬉しい。
お皿の並べ方が上手じゃなくても、食卓までちゃんと運んでくれるのが嬉しい。
箸もご飯もどこに置けば良いのか分からないから、ごちゃごちゃに置いてあるけど
わかる人が直せば良いだけ。
そんな感じで初日の食事は始まりました。
認知症母の食事
そして、雪の宿とキャラメルコーンは、そのまま食卓に並んだまま夕食を食べたんだけど、
母、甘い煮豆を食べるような感じで、なんの違和感もなく、箸でキャラメルコーンを摘んで
美味しい!
これ美味しいで食べてみなー
上手に味付けしてあるわ
って、キャラメルコーンがおかずに変身してました。
まぁ、毎回のことでは無いし、たまたまキャラメルコーンの小袋をもらったから起きたことで
普段はキャラメルコーンとか食べないから、まぁいいか・・・って本当いいんだか悪いんだか・・・
毎回食卓にお菓子があるわけではないし、注意して食べなくなるより、キャラメルコーンもおかずにしつつ、他のおかずを食べてくれるんなら、もう合格なんじゃ無いかと思えてくる
食後に食べるおやつが、一緒になっただけ。
ちなみに雪の宿は、硬くて大きいから、箸で崩せないから食べなかったのは不幸中の幸い?!
認知症母流茶碗の片付け
そして、帰省した日曜日は雨模様で、夕食後の時間はかなり寒いし外は暗い
夕食後、散歩に行きたいけど行けない母は落ち着かず、
茶碗を洗ってる私の周りをウロウロ・・(本当、子どもの様になってしまった・・・)
だから、茶碗ふきを、記憶が維持できるまでやってもらう事に
途中、冷蔵庫が空きっぱなしのアラームがなって振り向いたら
母、茶碗を一生懸命冷蔵庫に片付けてて、
ちゃんと食材が下にならないように整理整頓?してくれてる・・・・
厚揚げは邪魔になってカットフルーツの上に置かれてたり、母なりの整理整頓
結構な確率で、食器棚に戻してくれるんだけど、
時々の確率で冷蔵庫にイン。そしてアラームが鳴るの繰り返しでした。
こんなことも、手伝ってくれる事が嬉しいから、母が気づかない時に戻せばいいだけ。
注意したところで、覚えてることは無いし、
逆に変に記憶に残って冷蔵庫に片付けちゃうから、
本当、最近は母の行動を見守ることが増えてきたように感じる
育児と 認知症母との違い
子どもの様に・・・ってあんまり適した言葉じゃ無いけど、そう感じてしまった今日この頃
でも、育児とは違うのは、よっぽどのことじゃ無い限り行動を正そうとしないこと。
もう、しても意味がないんだと思ってしまう。
言ったところで忘れる
何を言ってるか分からないけど、怒られてると思ってしまう
怒ってないのに、怒られてると思ってしまう
誤ってる部分はこちらが直せばいいだけ
母の残ってる記憶を活かして行動してくれるだけで、それでいい
以前は、認知症母に対して受容できていなかったのが、
受容の段階の移行期を経て、
今は完全に受容の段階になってきた
そして、今回の夕食の写真、また明日のブログに続きます・・・
コメント