食への価値観の違いと遠距離介護の中身の違い

ちーたむ
ちーたむ

前回からの少しつづきのお話。私は食に対して貪欲。食事が私の1日の楽しみの一つ。でも、この価値観が違うと介護の提供の視点も少し変わってくる。

食事に対する思い

私は結構食事に対して貪欲
なんていうのか、生きる上で食事の楽しみは大きい
高級志向は無くて
でもなるべく無添加とか体にいいもので美味しく食べたい
だから安売りのスーパーよりも品質の良いものを選ぶタイプ
そして、少し変わったものとか、珍しいものとか興味深々だったりする
今は一人暮らしだから、週1回の買い物でやりくりするけど
1日3回しか食事が無いのが少ないと思うくらい
(食べれなくなったから3回が限界なんだけど、気持ちはもっと食べたい)
そして、レシピとかではなくて適当に作るタイプ
料理を作るのが好きなんだけど
料理は数学のようで楽しい
なんていうか時間配分の計算と
調味料の適当な匙加減、
食材をいかに効率よく食い合わせて、より多くのおかずを作るか・・・みたいな
そんな計算が好きだから
実家に帰って思いっきり料理ができるのが好きだったりする

一方の姉は1日1食しか食べなくて、
週1回のお菓子の日以外は食べないようにしてる
きっちりしてる性格さんなので
レシピ通り、分量通りにちゃんと作るタイプ(料理が下手ではない)
食に貪欲さが無い

私の姉との実家での過ごし方

以前に一度、一緒に実家に帰省したけど
料理を作るのが好きな私は料理ばっかり作ってたし
姉はおしゃべりが好きだから父と他愛もない話をずっとできる
逆に私は無駄な会話があまり好きじゃないのと
父の話を気長に聞くことができないから、ちょうどいいバランスなのかもしれない

姉は父の愚痴を聞いてくれるメンタルフォロー系
そして、姉が帰省しているを楽しく過ごすために時間を使うタイプ
そしてあまり実家の事に足を踏み入れない。
私は実家でいかに効率よく空いた時間に料理や掃除をするか、効率系重視
私が帰宅しても、その後に父が楽になることを考えるタイプ

どちらが悪いとか良いとかじゃなくて
重要とするものが違うと、帰省時の関わりも全然違う
だからと言って、全然会話しないとかではないけど
父の長い話は話半分にしか聞いてない・・・

食事に対する思い

私にとって食事はすごく大事だし
楽しい時に美味しい食事が食べれると嬉しいし
辛い時に食事が美味しいと、食事が唯一の楽しみになる
食事だけは私を不幸にしない

私の思いは
父が母との介護でしんどい時に
食事だけでも「楽しみ」とか「美味しい」とか思って欲しい
ご飯作るのが面倒で、冷凍の作り置きのご飯を食べるしか無くても
それが少しでも「美味しい」って思えてくれたら嬉しい
逆に母の認知症の機嫌がいいのであれば
冷凍の作り置きに母の好物の煮豆とかさつまいもの煮物とか入れてるから
少しでも手作りのものを食べて、二人で「美味しい」って思えてくれたら嬉しい
もちろん、父も料理をするから
父が作ってくれれば一番嬉しいし、惣菜でも全然良い

私が実家で食事を作るのは
料理が好きなのと
面倒な時に楽してなるべく手作りの美味しい料理を食べて欲しい
普段父だけでは作れなかったり、惣菜とかにも無いものを食べてほしい
食事を食べてる時間が、少しでも幸せな時間であって欲しい
私のそんな思い

姉妹で何にウエイトを置くかの違いは
色々あって良いと思うし
お互い尊重したいなと思う

私は私で、限られた実家の調味料の中で
今週末の帰省で何作ろうか考えるのが楽しくて仕方がない
私の思考の60パーセントは食べ物のことで満たされる

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