遺影の写真の話

ちーたむ
ちーたむ

両親はまだ生きてるけど、終活に向けて父は色々考えてるみたい

父の生きる目標

父は昔から不整脈もひどいし母より体力がない
最近では足腰もかなり弱くなってきた
そんな父は、母が認知症になってから、母よりは絶対に長生きすると言ってる
認知症の母を残して先には死ねないと思ってる
だけど、それと同時に、もう父は長くないような気がするって話も自分でしてる

いやいや
もしかしたらまだまだ10年以上とか
母だって祖母が102歳まで生きたんだもん
まだまだこの生活が長く続くかもしれないのに
最近やたらにそんな話をしてくる父

父、遺影の写真を考える

そして先日父の願いである孫まで含めた家族写真を撮ったんだけど
父の遺影はその時に母と二人で撮った写真を希望しているみたい。
そして、母の遺影もその時に撮った写真で準備をしたいみたいなんだけど
その日の母は大勢に会えて感動の号泣モードで
写真はなんだか涙ぐんでる
それも私たちにとっては素敵な写真なんだけど
ベストな写真じゃない。

102歳まで生きた祖母の時は
私が娘が4歳くらいまでは毎年写真館で写真を撮ってて(写真館が潰れて辞めてしまった)
その日に祖母も一緒に写真を撮って
そのついでに祖母一人の写真を撮ったのが遺影の写真
今でもお仏壇にはその時の写真が飾ってある
笑顔ではないけど
きちんとした服装で凛々しく逞しさが出てる写真

死んだ後のことは考えたくないけど
遺影って故人を偲ぶ時に話題になるから
父も素敵な一番いい思い出の写真にしたいんだと思う

先日の帰省で父に頼まれたこと

そして、先日実家の帰省で父にボソッと頼まれたこと
「母の素敵な写真を撮ってほしい」
私もだけど、特に私の娘は写真をよく撮るからなのか
たまたま思いついただけなのか
美容院行く前日にそんな話を父が私にしてきた

そうだよね
家族の集合写真の時も母の写真はあるけど
涙ぐんでる写真じゃなくていい写真を残しておきたいんだよね
終活への準備でもあるけど
そんな写真が一枚でもあることで安心できるんだろうな

そして偶然なのか
私の娘が美容院後の母を一眼レフで撮ってくれて
最近になってそれを見せてくれたから
父にはその写真を送ろうと思う。

母は認知症になって
もう色々なことが分からないけど
父や家族に大事にされてるから幸せだなって思ってしまう

両親の終活で思うこと

確かにね
色々なお葬式に参列して思うこと
写真を全然撮ってなかったって話も聞くし
逆に故人の笑顔の写真が飾ってあると、自然とその話題になるし写真って大事な気もする

でもね
子どもからすると両親の終活の準備なんてまず考えないし
長生きしてほしいとしか思わない
そんな話題なんてタブーな気がする
だから、父が自分からそんな準備も始めていて
複雑だけどもありがたい気もする
我が家にはそんな素敵な両親の素敵な写真がある
いやいや
まだあと数十年先になるかも分からないけど
ふと思った時に準備しておくのもありだよね
誰にも寿命は必ずやってくるし
いつそれが起きるかも分からない
私も含めて大事なことかもしれないね

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