認知症母のディサービスは、火曜・水曜・金曜・土曜の週4回。そして、毎夜、毎朝繰り返し続く「今日(明日)ディサービスあるのかなぁ」の質問。それを少しでも減らすために父は日々努力してる。
認知症母の感覚
認知症母は、時間感覚も曜日感覚も日にちの感覚だって分からない。
いや、夏なのか冬なのかも分からなくて、
9月の帰省の時は、我が家の実家は、もう夜とか朝は涼しくなってるんだけど、
湯たんぽ作ろうか?
私は湯たんぽ作ったよ(作ってないけどあると思い込んでる)
って、まだ昼間はクーラーつけてるし、
確かに夜は寒いけど、羽毛布団でなんとか大丈夫な寒さ。
正直朝はTシャツだと寒いくらいになってた。
認知症母の毎回の質問
我が家のリビングには、カレンダーが3つある
・月毎のカレンダー・・・ディサービスの日は赤丸がついてる。あとは娘の帰省とか受診とかの予定を記載
・日めくり①・・・・・・大きな日めくりで、町内会の集まりとかの予定のメモが予定日に貼られてて、父自身が忘れないように、朝、日めくりした時に気づけるようになってる
・日めくり②・・・・・・母がディサービスで作ってきた日めくり。
以前は、日めくりに書いてある数字を見て、月毎のカレンダーの予定を確認することができたけど、今はもう殆どできなくなってる。
そして、毎夜・毎朝の繰り返される質問
今日、〇〇(ディサービスの名前)あるのかなぁ?
ディサービスの日だって分かると、母は着ていく服を決めなきゃ行けないから忙しくなる。
服装決めても、すぐ忘れちゃうから、夜は寝るまで延々と続くし、朝は服装の事を忘れるまで延々に続く。そして、きちんと着れても、最終的に父の下着とかを上に着たりしておかしな格好になっちゃう。
まぁ、自分がちゃんと着れてるか不安で、手当たり次第着れるものを着ちゃってしまうんだと思う。
父の辟易と工夫
そんなことを毎日やってる父は、言っても言っても繰り返される質問に辟易して、ちょっとした工夫を始めた。
↓これが、それ。
これが、柱に貼ってあって、
クリップで表裏で「今日は出席」「今日は休み」って書いてある。
朝、父は母より早く起きるから、日めくりめくる時に休みの日は「今日は休み」に変えてる。
そしたらば、案外、母がこれを見るようになって
朝、これを見て自分なりにディサービス用の身支度をするようになったし、
今日〇〇の日やなー
忙しいなー
って理解するようになった。
当然、曜日も日にちの感覚もないのは変わらないけど、ディサービスがあるか無いかの質問がすごく減ったのは事実。
次なる質問対策
そして、これに自信をつけた父は
お迎え、まだ来ないかなぁ・・・・
っていう、時間感覚が無いから、朝はディサービスの鞄を持って待ち続ける母に対して、
玄関に張り紙を始めたのがこれ↓
これはねぇ
時間感覚が無い母にはあまり意味をもたなかったけど
これがあることで、「8時20分に迎えに来る」ってことだけインプットされるから
8時20分ってまだ?
あと、30分あるから、少し散歩してきても大丈夫だよ
8時20分ってまだ?
あと、10分くらいかなぁ。もうちょっと待ってて
こんな感じで、延々と続く。
まぁ、そんなに苦じゃ無いからいいけど
父は父なりに母に対して工夫して試行錯誤してるのがすごく分かる
でも、ディサービスの「今日は出席」「今日は欠席」
これに関しては、
曜日感覚の無い母に対しては、すごく効果があるから、
なかなかのgood jobだった
認知症母の質問攻めを少しでも減らす対策は
父の母へなんとかしたいって思う優しさなんだろうな
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