認知症母に食事を食べてもらう工夫

ちーたむ
ちーたむ

食事摂取量が少ない母に少しでも多く食べてもらう方法。母が認知症だからできる工夫かもしれない。

認知症母と食事

以前のブログ 認知症母、甘いものばかり食べるで書いたけど
母は甘いもの煮物とか、雪の宿とか、とにかく甘いものを好んで食べるようになった
食事の時も無意識?って思うくらい甘い煮物はよく食べるのに、それ以外の箸が進まない時がある

そして、何より認知症母の1番の厄介なことは機嫌のアップダウン
機嫌が悪くなると食事を食べずに部屋に篭っちゃうから
1回の食事はなるべく食べて欲しい
出ないと、次の食事はもしかしたら食べないかもしれないとか考えちゃう

以前の失敗例

そんな母におかずを食べて欲しい時に

私

お母さん、もっと食べてー
このおかず美味しいよ

って進めても

母

食べてるよ
ありがとう

これで終わってしまう。
食べて、食べてって言っても、
母としては食べてるつもりだったり、私の「美味しい」に興味がなかったり
日によってはびっくりするくらい食べるけど食べるものが偏ってたりするし、
ご飯も半分残したり、味噌汁もほとんど食べなかったりってこともあって
どうやったら食べてくれるのか色々アプローチを考えたりした

最近のアプローチ方法① 「繰り返し問いかけ作戦」

そして、最近のアプローチ方法は
母の認知症を逆手に取って工夫する方法で、色々食べてるような気がする
そんな私の工夫を紹介

私

お母さん、今日ね、私ナスの煮物作ってみたんだけど、味どうだろ?

私

胡瓜とワカメで和物作ったんだけど、どうかなぁ

私

今日のお味噌汁に豆腐入れてみたけど、合うかなぁ

って、決して「食べて」とか「沢山食べて」とかではなく
具体的なおかずに対して、「美味しいよー」ではなく、「味みてみて」って感じで問いかけると
母は食べてくれて、感想を教えてくれる。
そして、認知症だから、すぐ忘れるのを良いことに、食事中何回も同じことを繰り返す

最近のアプローチ方法②「忍法 気づいたら置いてある作戦」

これも認知症を逆手に取って食べさせる方法
我が家は、大皿で取り分けるタイプ。
昔からそうだし、今思うと個人個人にしてしまうと、母は食べないから廃棄が増えちゃう
そして、我が家は昔はダイニングテーブルで食べてたけど
今はテレビのある部屋でこたつのテーブルでご飯を食べてる
だから、母がテレビを見てる一瞬の隙を狙って少しだけおかずを母の取り皿に乗せる
そうすると、母は自分が皿に乗せたと思って食べる
これを延々に繰り返す
コツは一瞬の隙を狙うことと、決して多くは乗せない量
認知症のおかげで、「あれ?おかずが置いてある」って気づくこともなく食べてくれる
万が一気づかれた時は、アプローチ方法①の「繰り返し問いかけ作戦」を使って

私

このおかず、私が作ったから、ちょっとだけ味みてー

って言って食べてもらう

そうやって母の食べる量を見て
万が一、次の食事が不機嫌で食べてなくても
「まぁまあ食べてるから大丈夫かなー」とか
「お昼少なかったから、夜中に食べれるようにバナナ分かるように置いておこう」とか
場合によっては、夕方バナナを買いに行ったりして、
少しでも食べれる様に工夫してる

これが認知症じゃなかったら無理だけど
認知症のおかげで、少しでも食べれてるような気がする。

夜ご飯を食べなかった時の対処法

機嫌が悪くて夜ごはんを食べなかったら
さっきも書いたけど、バナナを目立つところに置いといて
母がこっそり取りに来て部屋に持って行って食べれる様にしたり、
冷蔵庫に母の好きなさつまいもの煮物とか甘いおかずを、分かる様に置いたり
最悪、お菓子になるけど、1個は開封してある状態にしておくと、気付かない間に持って行ってくれる

お菓子とかは食事の代用にならないけど
空腹状態になった時に、
母の機嫌が悪くて私たちとコミュニケーション取りたくなくても
こっそり食べ物を持ち出せるように工夫してる

試行錯誤しながら
少しでも食べれるうちに、美味しいものをいろいろ食べれますように

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