認知症母 年始の食事会の行方

ちーたむ
ちーたむ

1月2日は家族の食事会を決めてました。これには最初から母は同行せず、私と家でお留守番と決めてました。私の決断はやっぱり正しい

1月2日の家族の食事会

過去のブログ認知症母無しの年始の食事会の計画 父の理想と娘の現実で計画を立てていた内容の結果のお話

我が家は年始に姉夫婦がお泊まりしたり、家族みんなが集まる賑やかな日
でも、去年は私が年末年始帰省して、姉と妹家族は別々の日にご挨拶
料理が作れない母に代わって、私がおもてなし料理を二日間担当してた

そして、今年。

父

正月の予定を教えてほしい
食事会をするとしたら魚とか餅、肉など用意しないといけないから
酒かビールかウィスキー等も用意しないといけないから

父はお肉や魚を準備しないといけないから、正月の予定を教えて欲しいってLINEが12月中旬に。
でもね、お肉やお魚準備するのはいいけど、一体誰が料理すると思ってるんだろう??
孫娘(私の娘)の正月の帰省がこれから数年は確実に帰れなくなるから、私と2人で年末年始に帰省の予定はしたけど、去年みたいな大変な思いはしたくない。
そこで、まず遠方の姉の帰省日を確認して、妹家族や兄嫁家族が来れるように調整して、お昼を外食に。そして最初から母は参加させず、私は母の面倒を見るためにお留守番にした。

1月2日の母の機嫌

そして、食事会当日。11人の大所帯だけど市内のお店やホテルは年始の予約を扱ってないか、小学生の子供たちでは難しい所ばかり。
なので父と孫娘で早めに家を出て、席を確保できるように並ぶことに。

そして、母
この日の母は機嫌が悪くない。行こうと思えば行けるのか?って悩む微妙なラインだったけど、万が一不機嫌になるのが怖くて食事会は辞めることに。
でも機嫌の割といい母。外に出かけたりしたそうだったから、コインランドリーに行ったり、買う予定なかったけどスーパーに行っておかずを買って・・・・
って、スーパーの買い物途中、生クリームとフルーツののったプリンを発見して、目がキラキラ輝き出しちゃって、母には1個食べきれなし糖分過多になっちゃうから、1個を2人で分けて食べることを提案して購入。
車の中でも傾かないように別に置いてたら、見つけるたびに

母

なんやぁ〜これ!!美味しいそうやなぁ〜〜〜!!!

って、目がキラキラ
お昼にはご飯とおかずと一緒に食後のデザートのプリンを半分にわけたのを出したら、ご飯数口食べたら、もうプリン食べてました。半分のプリンを完食して、超ご機嫌に。

正直家族会で美味しいもの食べても良かったんじゃないかと思った矢先、姉家族が食事会を終えて家に寄るってことで、急いで昼食を片付けて待機

やっぱり母を連れて行かなくて良かった

ご機嫌な母を見て、一瞬家族会で美味しいもの食べに行った方がよかったのかとも思ったけど、
姉家族が家に来たら

母

誰や!!!なんで私の家に入ってくるんや!!!
嫌や!!体調悪いで部屋に行くわ

って、姉家族を見た途端、逃げ出す始末。(姉が嫌いじゃなくて、男性(姉の夫)が来たことや、大勢(3人)で家に入る姿でビビったんだと思う)
本当に食事会に連れて行かなくて良かったーと思いつつ、姉たちは他の用事もあるので、一応母に一言だけ声をかけて実家から離れることに。
その後しばらくして、兄嫁と子供たちが事務所に来たので、私と孫娘たちと話をしてたら
仕事帰りの妹も顔を出してくれて、事務所の前の道路で、みんなで談笑
そしたら、母も家を出て、様子を見にきて、少しみんなで会話できて、母の機嫌も回復してました。

そして、家族会では私の娘が集合写真が撮れるように調整してくれて、みんなの写真をとってくれてました。
今回、父母では母(認知症のため)が、兄家族では兄(仕事のため)が、姉家族では長男(遠方のため)が、私親子は私が(母の面倒のため)、妹家族は妹が(年始の仕事のため)で、それぞれの家族の誰かは参加できない形での食事会になったけど、父にとっては、一応それぞれの家族が集まって食事会をゆっくりできたのは良かったと思う。

そして、母はきっと知らない場所で13人(私と母を含めて)で食事会で、知らない人(母にとって忘れてしまった人)もいる食事会に参加しなくて良かったように思う。
母とプリンを半分ずつにして食べながら「美味しい」って食べてる姿を思い出して、小さな平和に幸せを感じつつ、なんだかんだ迷いつつ、これで良かったって思えた一時でした。

でも、きっとこうやって、日常の場面で認知症の方をあまり見ないのは、他の家庭でも人が集まるような席に参加させてないのかもな・・・・って思ってしまった。

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