去年の父の見当違いの検討のご紹介。認知症母がお金が使えなくなるんじゃないかっていう不安から、父は本気で検討してた
お金が使えなくなる不安
父の不安第1期
これは去年の話だけど、
まだ認知症でもスーパーでお金がなんとか払えてた頃の話
でも、計算はできないから、ものすごく小銭が溜まって、小銭いれはいつもパンパン
そして、母の部屋にはプリンのカップみたいなものとか、果物が入ってたパックに小銭がいっぱい入ってた。
そんな時に、父はいつか母がお金が使えなくなるかも知れないって不安で仕方がなかった。
なんていうか、お金が使えなくて、支払いせずに帰ってくるんじゃないかって言う不安があった。
父の不安第2期
その後の経過の話
もうお金はよく分からなくなって、財布には常に5000円くらい入れてあって
基本的には買い物は父や実家に帰省した娘が一緒に行くようになった頃。
すでに、いくら払えばいいか分からなくなってるから、
基本は家族が払ってる。だから、小銭が貯まることも無くなった時、
なんとかお金が足らないってことが起きないようにしたいって言う不安があった
父、電子マネーを検討する
そして、そんな頃に私や姉に相談してたこと
PayPayっていうのをテレビでよく見るんやけど、
お母さんにPayPay入れたらどうかなぁ・・・
チャージしとけば、買い物も大丈夫でしょ??
ちなみに父はキャッシュレス派。
基本的には現金を使用しないけど、父もカードを使って払うから、電子マネーは今でも使ってない。
でも、カードを母に持たせたら、紛失する可能性は大いにある。
電子マネーなら携帯を持ち歩けば良いし、どこでもサーチで探せる機能もあるし、紛失の心配なく使えるんじゃないか??ってのが父の発想
姉はPayPayユーザーじゃないから分からないってことになったけど、
電子マネーが使えるとは姉も思ってない。
私はPayPayユーザーで、確かに便利になりつつあるけど、スーパーでは使えないところもあるし、そもそも操作が無理なのでは?
これを父には言うんだけど、
テレビのCMで大々的にPayPayのCMが流れると、流行りのように父は流されて、その度に相談されてた
見当違いの検討
結果的に母には電子マネーは導入してないし、
母は1年経った今は、お金を払うことは分かるけど、金額は分からないから、もう殆ど1人でスーパーには行かなくなったし、自分の財布を持っていく概念が無くなった。
それでも、数ヶ月前、1人でスーパーに行って(認知症母とスーパーでの買い物 時代について行けない母)家族みんなでびっくりした時があって無事に2個入りのチーズケーキ1個を買ってこれたけど、
財布持っていけたことに安心したほど。
父は、新しいものとか便利なものに結構飛びついちゃうタイプで、
試したいタイプだったりする。
だから、徘徊対策のiTSUMOのGPSとか、エアタグとかの導入はスムーズにいくからいいんだけど、
電子マネーは、導入しなくて良かったものの一つ。
電子マネー導入してたら、混乱しかないし
支払いに携帯を出すって発想が母には無いし、でも、使えるスーパーと使えないスーパーがあるのも混乱のもと
確かに、お金はチャージしておけば、足らない不安は無くなるけど
そもそも活用できなかったら意味がない。
そもそも携帯をちゃんと持ち歩くとは思えない。
いずれにしても、認知症初期の段階だったとしても
電子マネー導入しなくて良かった
紙幣の概念とかが無くなってしまった方が、怖いかも知れない
今の母のスーパー事情は
スーパー行って、突然自分が財布持ってないことに気づく母。
でも、家を出る段階で財布が必要って記憶は無い。
そして、すぐに記憶が無くなるから、何度もスーパーで財布が無いことを思い出して不安になって、家族が財布があることを聞いて安心するを繰り返す。
レジに行くことは分かる
でも、お金の値段はさっぱり分からない。数字が大きいのか小さいのかも分からないと言うより、気にならなくなった。
今後どんな経過を辿るのかな?
それでも、母の楽しみはスーパーで買い物すること。
でも、家に着いてすぐにスーパー行ったのも忘れて、
スーパー行こか?
って、繰り返す母。
もし、電子マネーを本当に導入して、電子マネーの使い方覚えて、「足らなくなる」って不安が消えてしまってたら、
それはそれで、極端な話、何度も1人で買い物行って、止めどなく食べ物を購入してたんじゃ無いかとも思えてしまう。
恐らく、導入しても使えないで終わってたし、
別に損するものでも無いけど、
流行り物に乗っかる父の見当違いの検討した話をご紹介
でも、認知症の人も、いろんな考え方の人も沢山いるんだもの
同じように検討してる人は父だけじゃないと思うから、家族で検討して、本当に使えるか検討することが大事だと思う。
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