
母が認知症になって遠距離介護が始まって数年。いつ何が起きるかわからないから、事前の対策って大事だと思う。
独居の父にエアタグをつける
今回の帰省はグループホームの緊急ショート枠に入所してた母を
介護保険法の関係で期限が切れそうだったから
母を受け入れてくれる看多機へのお引越し
緊急ショート枠に入る前は
週5日のグループホームと
月1回のショートステイだったから
いろいろな持ち物にもエアタグつけてたけど
ほぼ完全にショートステイで入所してるから
鞄とか財布とかのエアタグが不要に。
だから、余ったエアタグを父の鍵につけることに
遠距離だからの不安と何が起こるか分からない
今回は父の鍵にエアタグ装着
カバンを持たない父
靴はいつも同じだけど近所だと時々変わるし
独居で必ず家の鍵を閉めたりするから
母のカバンにつけてたキーホルダーにつけれるエアタグを装着することに
父は78歳だけど、やや年齢以上の認知力低下
うっかりもあるし
不眠になると思考が働かなくなる
足腰も悪くなったし
時々足の激痛で杖を使う時もある
実家のどこの部屋までは詳細には分からないにしても
家にいるのか、事務所にいるのか、はたまたお出かけしてるのか分かるから
本当に便利
多分エアタグが余ってなかったらつけなかったかもだけど
遠距離介護の私にとって
父にエアタグつけたのは少しの安心につながる
認知症って徐々に起きるけど
脳血管性認知症だと急に認知機能の低下が起きたり
正常圧水頭症でも然り
出かけてて突然帰り道がわからなくなって彷徨うとか
そんなことが無いとは限らない
先日も目が覚めたら階段の下で倒れて立って言うし
頭を打ってたって言ってたから慢性硬膜下血腫になるリスクも高い
本人の自覚が無いまま手の甲が皮下血腫と腫れでパンパンになってたり
抗凝固剤を内服してる上に足腰が弱いから
そう言う意味では母よりも身体が弱い
だから、急に何か困ったことが起きた時に
少しでも役に立てるように
エアタグを装着して
三姉妹で見えるようにした。
認知症の行方不明のニュースを見て思う
母が在宅にいた時は
靴にエアタグとGPS(こっちは介護保険適応)
カバン2個と財布にもエアタグ付けてた
GPSやエアタグが全てを解決してくれるわけではないし
エアタグはタイムラグもある時があるし
GPSは充電が切れたら意味がない
母の場合は
認知症になってまだ家に帰れてる時から
もし、いつか帰れなくなった時のためにと早々に対策した。
母の場合は、夏場でも2時間家を出て帰ってこない時もあって
(家から数分の母の畑の小屋に潜んでることが多かった)
追いかけると余計に逃げちゃうような認知症の症状だったから
そっと見守るためにもすごく役に立ったし
緊急ショートに入る前は徘徊がすごくて
でも父はメンタルが落ち込んじゃって自分で探す余力がなかったから
娘たちに電話して位置情報を調べてもらうとかがあった
(終盤は見守りシールを背中につけることで、徘徊って父が気づく前に警察から電話がかかってきたりした時もあった)
今でも母の靴にはエアタグとGPSが入ってて
部屋用のスリッパにはエアタグを付けてる
いつ窓から飛び出したり
うっかり玄関が空いてて母が外に出て行っても分かるように
そして服には見守りシールが貼ってある(認知症母に行方不明防止の見守りシールを貼る)
決して施設が信用できないわけじゃない
認知症の介護を数年やって思ったのは
本当にイタチごっこの繰り返し
対策をしても対策をしても難しいこともあるし
突発的な行動を予期して動くことはできない
だから対策に対策をして少しでも安心が欲しいんだと思う
11月末には半年以上ぶりの一泊の在宅介護がある
念の為の対策
今からその準備をしなくては

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