年末の認知症母との旅行計画断念 誰の幸福を優先するかのジレンマ

ちーたむ
ちーたむ

年末に予定していた認知症母との旅行の計画・・・すごくジレンマに陥って、色々考えた決断

認知症母との旅行計画について

12月29日〜30日は認知症母と父と私と孫娘(私の娘)の旅行計画を立てた
そして、その過程で一昨年もドタキャンした母だから、万が一を考えて、急にダメになった時用は、私が母と家に残り、市内に住む妹の娘2人に一緒に行ってもらえないか打診してOKをもらってた。
過去ブログ認知症母との温泉旅行計画とドタキャン母
過去ブログ老老介護の父のための年末の旅行計画 認知症母との旅行計画 老老介護の父の思いと遠距離介護の娘の思い

旅行当日の朝

12月29日、父が珍しく

父

多分・・・お母さん旅行無理な気がする

特に不機嫌ってわけじゃなかったけど父がそう決断するなら、全然問題ない
私と母が家に残って、妹家族にも連絡して、妹の子供たちに行ってもらう可能性が高いことを伝えつつ、13時が最終で判断することを伝えた。
そして、午前中は、もう母が行かないつもりで、妹の子供たち(小4、中3)へのお菓子とか買い出しへ。

でも、お昼ご飯の直前に、孫娘が、やっぱり認知症母と旅行行きたいと申し出。
孫娘は来年から海外に行く予定なので、これが認知症母との最後の旅行になるかも・・・みたいな思いもあった。
だから、孫娘が母に直談判したら、

母

いいよ〜〜〜〜
行こっかーーーーー

って、意外にも快諾。
急いで妹家族に旅行は、認知症母と旅行に行くってことで妹の子供たちにはお断りさせてもらった。
そして、昼ごはん食べたけど・・・・
なんだか、少し雲ゆきが怪しくなりつつある
でも、妹の子供たちにも断ったし、行くしかない
私と孫娘で母に明るく誘って、なんとか行けるように調整
私は急いで母の薬とか、自分の準備とかやって、
孫娘はお昼の茶碗洗ったりでみんなで協力して準備してた

そして、その努力は、父によって台無しになった
私たちがいない間に母に対して

父

早く旅館行くよ!!
行かんのはお母さんのわがままや!!
行くよ!!!
はよ準備して!!

って、結構嫌な言い方してた。旅行いかないのは決して母のわがままじゃない。
私たちが勝手に予約したんだから、もっと別の言い方があるのに・・・
そう言う配慮がわからない父。
気づいた時には、すでに遅し。
母はもう収集のつかない状態になって家を飛び出す始末・・・・
しばらく待って帰ってきたけど、時すでに遅し・・・

母

お父さんが行かなんのなら行っても良いけど
お父さんが行くなら私は行かない!!
勝手に行けばいい!!

結果、

私の判断で行かない選択をした。

母の旅行断念

孫娘は、母が行けないことに悲しくなるし
父は父で母の文句を言うし
私は急いで妹の子供たちへ旅行を再打診。
幸い、妹の子供たちは快諾!!

と言うことで、私は家にお留守番
少し落ち込んだ孫娘と、少しイライラ気味の父2人の最悪の空気の中出発して、途中妹宅で子供たちを拾って旅行に行くことに

誰の幸せを優先すべきか

今回、正直、孫娘の思いと母の思いにジレンマを感じてしまった。
私としては大事な自分の娘の意思を尊重したいし
大事な母の意思も尊重したい。
認知症母を連れての旅行は、ハイリスクだけど、母の機嫌さえ良かったら、すごく良い旅になる。でも、母の機嫌は悪くなる予想しかつかない。でも、孫娘が一緒なら機嫌がいい確率も上がる。
逆に母を家に残すと、父と孫娘3人の楽しい旅になるのは間違いない。そして、家に残った母は自分の慣れた家でいつもの生活を過ごせばいいだけのこと。
誰の幸せを優先すべきか・・・・

結果私の下した判断は
母を家に残して、父と孫の3人での旅行
孫娘の思いではなく、母の思いを尊重した
孫娘は、私が母の意思を尊重したことで悲しくなったのもあって、余計に辛く思ってしまった。
でも、食べれない、温泉に入りたがらない、時間の感覚が無い母に加え、ショートステイのように他の人の部屋に行こうとしても困る話

さて、誰の人生の、誰の幸福を優先するのか

母が旅行に行くのは父にとっては幸福(その後の行動は別として。いや、私たちがいれば私たちに任せっきりになるから、父には関係ないのかもしれない)
孫娘にとっても旅行に一緒に行けるのは幸福(その後の行動は別として)
でも、母にとって果たして旅行は幸福か
子供の頃は母はいつも家でお留守番してたくらいなのに(家族7人での旅行の記憶が無い)
そして、私の幸福は、母と2人で家でお留守番になってでも、父が孫娘3人で行った方がみんなが楽しいから、そうして欲しい

母の幸福を優先しつつ
私の幸福(自己満足)を優先したのかもしれない
悲しむ孫娘を見送りつつ、「私の判断は間違ってない」ってずっと心で繰り返してた
そうしないと、母と留守番で不安な中、自己嫌悪に陥りたくない
きっと、この判断の未来が、間違いなかったって思えるはず

父と孫娘の旅行の話と、私と母のお留守番の話は次回

そして、今年もよろしくお願いします


コメント

  1. ドイ より:

    ちーたむさん
    明けましておめでとうございます
    本年もどうぞよろしくお願いいたします

    こちらの近況といたしましては、
    母は入院を免れたものの、それでめでたしめでたしな訳もなく、
    引き続きワチャワチャしています。

    ちーたむさんが書いていらっしゃる天秤にかける感じ、
    両親が年老いていることに気づいた時から常につきまとってきます。

    みんな幸せだといいなー、と思ってはいるんですけど
    難しいですね。

    • ちーたむ ちーたむ より:

      ドイさん 明けましておめでとうございます
      本年もよろしくお願いいたします。

      天秤にかける・・・
      そうなんですよねー
      みんながHAPPYなら一番良いのですが、それが叶わない現状で
      誰の何を優先するかなのか、
      リスクを冒して賭けに出るか、リスクを低くして安定を望むか・・・
      本当にジレンマです