実家の断捨離 認知症にならなければしなかった写真の片付けと、認知症だから捨てられた写真

ちーたむ
ちーたむ

去年から実家の断捨離を初めて、自画自賛だけど、本当に綺麗になりつつある。実際は引き出しとか、不燃ゴミだったり大型だったりで捨てられずに置いてるものもあるけど、そんな中、至る所から出てきたのが写真。

実家の断捨離で出てきたもの

去年から始めた実家の断捨離
父も歳で体力ないし、母は認知症だし、
娘の代で実家を少しづつきれいにして、後世の孫たちに迷惑かけたくない
なんせ、私たちだって、いつそういったことができなくなるか分からない。

そして、いろんな部屋の断捨離をする中で嫌ほど出てきたものが写真
昔はフィルムがあって、ネガがあって、一時期インデックスって言って、フィルムで撮った写真が一枚のシートに小さく収められてるものもあって、さらには写真屋さんで現像すると小さな冊子がもらえて、わざわざその中に収めたりしてて、それがいろんな場所からちょいちょい出てきた

そして、認知症になる前の母は写真が趣味で
父に車でいろんな所に連れて行ってもらって(車も自転車も運転できない母)写真撮ったり
日本の高い山とか、あとはスイスとかバングラディッシュとか中国とかに行って写真を撮ったり
カメラ教室にも認知症の陰りが出始める頃まで通ってて、一眼レフ?って言うのか、高そうなカメラをいくつか持って写真を撮りに行ってた。個展もやってたらしい。
だから、写真がすごく沢山家にあって、数年前の話だから
家のプリンターから印刷してたりA3サイズ以上の大きな写真も山のようにあるし、
額縁に貼られてるものも積まれるぐらいあるし・・・・
でも、母の趣味の写真たちは、
母が認知症になってしまって、全ての思い出が消えてしまった

認知症にならなかったらしなかった写真の片付け

自分の体力があるうちに、後回しせずに実家の断捨離をしたかったんだけど
そもそも母が認知症にならなかったらできなかったこと。
母がディサービスに行くようになって、不在になるようになって、できるようになったこと
今はもう嫌がる思考すらないけど、去年までの母は家の物を触られるのを嫌がったからできなかった。
母が認知症になって、自分の写真ですら誰か分からない時も出てきたから写真の片付けに踏み切ることができた。

とは言っても、母の趣味の写真は何だかんだ言ってなかなか捨てられない
まぁ大きいのもあるし、額縁みたいなのに貼られたりしてるのもすごく多くあるし・・・・

母の写真関係でやったのは
額縁系の写真とか、現像した大きな写真を一箇所に集めたこと
いちいち見てられないし、写真って資源ごみにもできないし、
大きな写真は重いし、すぐにゴミ袋を破っちゃう
とりあえず、掃除しながら写真は一箇所に集めることを徹底してやったけど
父もだらしないから、いろんな所に写真を現像しては置きっぱなしだったから
掃除するたびに回収するのが大変だし
似たような写真は出てくるし、でも中には孫たちの写真も出てくるから安易に捨てずに良かったと思いつつ、一箇所に集めて、積み上げてる。(そのぐらい大量にある)

写真の断捨離

そして、去年から断捨離を始めて変化したこと
最初は、勿体無いとか、思い出だから・・・って何だかんだ捨てるのに躊躇してたけど
今は結構「要る物か、それ以外か」で結構捨てれるようになって、
今は写真しか残してない
さっき少し触れた、ネガとかは全て捨てたし、小冊子は写真を全て出して、大きな缶に写真だけ入れて
小冊子も全部破棄。バラの写真はアルバムに入れるなんてしたら、コストも時間も無駄になるから、缶にまとめて入れることに。
そして、家中のいろんな所にあったアルバムも、卒業アルバムとかも全て一箇所に集約

いちいち見てられないけど、普通のLサイズの写真とかは躊躇なく破棄
とりあえず、花とか、日本の山の写真とか、動物の写真とかは破棄
基本は家族の誰かが写ってる写真だけを残すようにして、
ぱっと見いらない写真は全て破棄
そんな感じで、我が家の写真の断捨離を進めてみた

だから、今は掃除して写真がまだ出ることもあるけど、
前までは、「どこに置いとこう?」なんて考えながらやってたけど、
今は、とりあえず置く場所を決めてるから、すごく些細なことだけど片付けが楽になったのも事実

成るべくして なった結果

母が趣味で撮った写真

もう私たちが巣立ってしまった後の趣味だけど、
もっと色々話を聞いてたら、
私たちも母の写真で思い出を共有できたのに
でも、もし、認知症になってなかったらきっと話を聞く時間を割くことも無かったかもな
だって、母が認知症になるなんて思いもしなかったから。
母が認知症になって無かったら、きっとこんなふうに写真を片付けることもなく、至る所に写真が置かれたままになってたんだろうな

我が家の父の寝室とリビングは、家族の写真で溢れてる
父の寝室の家族の写真たちは、父の楽しい思い出と共に記憶に残ってる写真たち
リビングの家族の写真は、母が少しでも気にかけて見てもらえるように、沢山飾られてる
こうなったのも、母が認知症になったから。
この結果は成るべくしてなったもの。
無くなったものも多いけど、
父の寝室やリビングの写真たちは、楽しい賑やかな写真ばっかりでいい光景だと思う

コメント